【18禁】やる夫と触手のある生活


短編まとめ
推奨スレ
【実験作】やる夫スレ短編投下所 No.51 【練習用】 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1284259845/
中編 短編投下所44                   http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1282913904/
やらない夫短編投下所19                http://yy701.60.kg/test/read.cgi/yaranaio/1283273433/
やる夫系R18ストーリースレ その7           .http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1271794106/
ヒロイン短編投下スレッド8                http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12766/1280923208/
試作やる夫作品専用スレ in 2nd板           http://yy702.60.kg/test/read.cgi/yaruo2nd/1282825654/
【一発ネタ】 やる夫のネタスレ 【短編】  その2    http://yy69.60.kg/test/read.cgi/index/1258195912/l50
【歴史ネタ】短編・コピペAAスレ【古今東西】      http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12368/1269959376/
翠星夫短編スレ                      http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13257/1259493753/
【初心者】やる夫自作絵投下所【歓迎】         http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12766/1276815988/



149 名前: ◆RLvkJbHwgY[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:36:00.95 ID:ti6tmhoo [1/102]

気分転換にオリジナルものを書いていたら、九十レス越えてしまった。
ということで投下させていただきます。

・アブノーマル物かもしれません。多分、アブノーマル物です。



150 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:37:06.92 ID:ti6tmhoo [2/102]

          ____
        /      \
       ─   ─    \
      (●)  ( ●)      \
      | (_人__)        |
       \` ⌒´       /
        / ー‐       ヽ
       /            `


┌─────────────────────────────────┐

  自分の命の恩人とも言える人が、
  自分の体の下にいるとき、いつもいつもおんなじことを考えるお。

└─────────────────────────────────┘



151 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:39:32.93 ID:ti6tmhoo [3/102]


                       ____
                      /   ∪  \
                   γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ
                   / _ノ (>)三(<) \ `、
                  (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )
                  \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://


┌─────────────────────────────────┐

  今まで、何十、何百と同じ事を考えたけど、
  いつもいつも頭の皮をかきむしりたくなるほどの
  自己嫌悪に襲われたとき、ここまでに至る経緯を思い出さざるを得ないお。

└─────────────────────────────────┘



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152 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:40:00.40 ID:ti6tmhoo [4/102]

                 ! ,. r "   ,,j"`ー―-、、   \,,,,,,.}  /      !
                   ,'"     , '        ヽ ヽ、....ノ ., '         !
              ,'     ,'           `  , r7"         i
              '      !             /           ヽ   やる夫っ、やる夫ぉっ!
               ,'     ,r" " ´         /              ヽ   もう、ダメ、私もうだめぇっ!
              '    ,. r.7           /              ‐
             /-''"  ノ           , '                    死ぬ、死ぬ、死んじゃうっ!
            ム-'''''"´   、、        , '                 ヽ、   頭の中が爆発して、死ぬぅっ!!
            ,''‐- 、      `` っ_、., '                    ,.
             ,'    ` , ,.、、、、   , '
           '    ,.ォ', "    ` .y'
          ,   r,''./.;       /
           ,  ,.r}y'        /
         ,   l' d}       /       rヽ、               ,
          '   !ζυ      ,、、、_,,...ェ、、   ヽ ヽ 、           /
         '  y τ     `-............、 \   ヽ  ',         , '
           ノ ノο  __       ヽ  ``'‐-L   ',      ,  "
          フ 丿 ヽ  '、  ̄`'‐- 、、,,...ノ        `''ー‐''"
           jl      ``ヽ 、、_                         ,
          jハu    r''''‐- 、、__....つ                  ,  "
          くノ      `''‐ 、   _,,,              ,  ''"
、_     __,,..r‐、        rー=こノ   ,r-----------っ'"´
   ̄ ̄ ̄    \       `'''‐ 、、 ., "         /
             `                     '


┌─────────────────────────────────┐

  知的で冷静。
  どちらかというと個人主義的。

  浮き世の縁というやつで、気が進まなかったものの、
  やる夫なんかの世話をしなければならなかった彼女は、
  やる夫の下にいるときだけは、普段の面影を一切感じさせなかったお。

  そんな彼女を見たくなくて、
  そっと目を閉じて、過去の記憶に思いをはせることにしたお。

└─────────────────────────────────┘


153 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:41:16.76 ID:ti6tmhoo [5/102]





┌─────────────────────────────────┐


                やる夫と触手のある生活


└─────────────────────────────────┘


                        ____
                      /⌒  ⌒\
                     /( ●)  (●)\
                   /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
                   |     |r┬-|     |
                   \      `ー'´     /
                      フ./ /l | .l^-、'    ウジュルウジュル
                     /,,/ / l | .|\ \
                    (_// /i . i | |ヽ_)、_)
                      し l__l_∧_i
               グチュグチュ


154 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:41:44.45 ID:ti6tmhoo [6/102]

                       ____
                      /⌒  ⌒\
                    /( ●)  (●)\
                   /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  口の中がじゃりじゃりいってるお。
                   |    。`,⌒゚:j´     |  ご飯に砂混じりとかwwwwwwwwwwwwww
                   \γ⌒/■)'    _ /
                    ( ^ノ ̄       ヽ

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫は何の変哲のない貴族の息子だったお。
  貴族と言っても、屋敷はボロボロで、
  食べ物だっていつも粗末なもんだったお。

└─────────────────────────────────┘


155 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:42:10.95 ID:ti6tmhoo [7/102]

                         ____
                       /     \
                      /  _ノ   ヽ、\
                    /   (○)  (O)  \  トーちゃん、
                    |       ||  (__人__)  ..|  カーちゃん……なんで死んじゃったんだお。
                    \    ノi   !  |.  /
                     /    し'   `⌒´ .ノ
                     |       ./ ./


┌─────────────────────────────────┐

  やる夫がまだ15のときに、
  とーちゃんとかーちゃんは流行病で死んだお。

  冷夏のせいで領地のほとんどが不作で、
  ただでさえ少ない税収を領民のために更に減税したせいで、
  薬を買う金もなかったお。

└─────────────────────────────────┘


                         . __
                         ./::::::. \
                        /::::::ヽ;;:   \
                       . (:::::(::::冫    |
                       . (:人;;;) .    |  流行病だ。
                       r‐-;::::::. .     |  しょうがないだろ。
                      (三)):::::.. .   |
                       >::::ノ:::::::::.    /  そんなことより、
                      /::: / ヽ;:::::::::   /   これからのことを考えないとまずい。
                     /::::/ ⌒ヾ:::::::::::.〈
                     (;;;;__ゝ:;;:::::\/:::::)
                        . |\::::::::::::;;:1
                        . |:::::\;;/:::|

┌─────────────────────────────────┐

  家は兄貴が継ぐことになったお。
  ウチの家は領民には慕われていたし、
  兄貴もやる夫と違って頭がいいから、立派な領主になれたと思うお。

└─────────────────────────────────┘


156 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:42:44.96 ID:ti6tmhoo [8/102]

                          ィ-────-、
                         /         ヽ
                        /   i-──--、   ヽ   もううちは借金だらけだお。
                        /   /(●)  (●ト、  ヽ  食い扶持は減らさないといけないお。
                      /   |   (__人__)  \   〉
                      |   、 k  `⌒ ´   /  /
                      \_  \`\__ー‐ _/ィェイ
                       イ⌒ー ̄三 ̄二三[]=イ"ゝ
                       /弋_ー  = ーノヤ彡ノヽ


┌─────────────────────────────────┐

  ただ、とーちゃんとかーちゃんの葬式なんかに掛かった費用が重く、
  やる夫は家を出ざるを得なくなったお。

└─────────────────────────────────┘


                            / ̄ ̄ ̄\
                          / ─    ─ \   このままじゃ来年まで持たないお。
                         /  (○)  (○)  \   やる夫が家を出ないと、
                         | \  (__人__)  / |   下手すりゃ一家滅亡だお。
                         \ |   `⌒J´  | /
                         /              \

┌─────────────────────────────────┐

  減税したとはいえ、領民の生活はほとんどカツカツな上に、
  流行病は子供や老人の命を次々に奪っていったお。
  不作と流行病で、領地は衰退しまくっていたお。

  そのせいで、来年の税の徴収までに、
  やる夫を養う余裕がほとんど無くなったお。

└─────────────────────────────────┘


157 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:43:11.89 ID:ti6tmhoo [9/102]

                         __
                     ..:...::./:..:..:..::\.::..:..:..::::..:..::.:..:...::..::..:..:..::::...:.....
                     .::./.:..:.._ ノ::::..:..\.:..:...::.:..:..::::....:::..:..::::..:.:..:....
                     :..|:::....  ( ○)(○).::..:..:..:..::::..:..::.:..:...::...::::..:.:..:....
                     .: |:::.... u (__人__).::..:..:..:.……。:.:.:.:.::..:.:..:....
                     ::. |::u:.    (.::..:..:..::::..:...:..::::::::..:..::.:...:..::::..:..::.::..:....
                     .::. |:::.....u  ` ⌒´ノ.::..:...:..::::..:..::.:...:..::::..:...:....
                     ::..:.ヽ:::.....     }.::..:..:..:..::::..:..::..::::..:..::.:..:...::..:....
                     .::..:...ヽ::.....   ノ         \
                     ::..:..:..:/::..   く  \        \
                     .::..:..: |::...   \  \        \
                     ::..:..:..:|:::.....  |ヽ、二⌒)、           \

┌─────────────────────────────────┐

  別に兄貴は何も言わなかったお。
  ただ、蝋燭すらケチった暗い書斎で、出納帳をにらめつつ、悩んでいたお。

└─────────────────────────────────┘


                               __
                             /´  \\`\
                           /      ヾヽ ヽ
                          /        _ヽ_、  ヽ
                         /       ,イ´::::::::ト、 ヽ
                         {      /::::::::::(●)ヘl 〉  兄貴は悪くないお。
                         ヽ   | /::::(__人__):::::::} /   貧乏のせいなんだお。
                          λ_ゞ\ゝ、.`_⌒´__,/У
                          Y(⌒)_|:::::::::∪:::::::::|/
                          /::::::::::::/:|:::::::::∥:::::::/|
                         ./::::::::::::/::§:::::::∥::::::::§
                        /::::::::::::/::::::::::::::::::∥::::::::|

┌─────────────────────────────────┐

  だから、やる夫は自分で領地を出ることに決意したお。
  ちょうどいいタイミングで、他の村からやってきた人間に、
  移住しませんか、と誘われたんだお。

└─────────────────────────────────┘


158 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:43:37.81 ID:ti6tmhoo [10/102]

                              /´=:ミ´二.ヾ\
                             / '/ '´rー=、ヽ.ヽ 、ヽ
                           i / 〃,イ|   | |_L| l l  当村は誰でもウェルカム。
                             |.l.l ル'__リヽ  ヘl_Nヽ!.l |   食料の備蓄は十分ですし、
                           | |.バ ̄o`  ´o ̄,"|l |  他の村とは離れているので、流行病の影響はない。
                              レ1  ̄ 〈|:  ̄  !`|
                           ド」 、ー-----‐ァ ,lイ!   今なら、住む場所と仕事を村で提供致します。
                       _,,... -‐| l ト、`¨二¨´ ,.イ.l lー- ...._
.    ⊂.ヽ、             ,ィ''"´:::::::::::::::| l.l ::::ヽ、__, .::´ :l.l |:::::::::::::::::`¨lヽ               r'つ
. r──ァー;ゝ \              /:::|:::::::::::::::::::::::W \ ::::::::::: /lル:::::::::::::::::::::::|:::ヽ               / ∟、-‐''つ
⊂ニニ7 i /(   ゝ、          /::::::::|::::::::::::::::::::::::l.  \ /  .l::::::::::::::::::::::::|::::::ヽ         ,.<   )ヽヾニニ⊃
⊆二ニl i   .//\.     /:::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l  /\  .l::::::::::::::::::::::::|::::::::::ヽ      /\\   i lニ二⊇
‘ー─‐ヽ---く/::::::::::::\    /:::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l/\_/\.!::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::ヽ    /::::::::::::\.ゝ-─'ー-- '
.        \:::::::::::::::::::\ /:::::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::l  ハ   /:::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::\ /::::::::::::::::::::/
            \::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::|:::::::::::::::::::::::::::! ./ ヽ ./::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::/
              ヽ::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::;イ:::::::::::::::::::::::::::V   V::::::::::::::::::::::::::::ト、:::::::::::::/::::::::::::::::::::::/
             ヽ::::::::::::::::::::::::::::::/ :| :::::::::::::::::::::::::::ヽ ./::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ::::::::::::::::::::::::::::/

┌─────────────────────────────────┐

  ……今思えば、そいつを疑うべきだったんだお。

└─────────────────────────────────┘


                               ___
                             /   ー \
                           /    (● ) ヽ
                           /       (⌒  l  ……みんな、達者で暮らすお。
                        ,;:.''";'''"''";;"'';;;.,  _ ̄l__)
                    .   ,,::",.,..,:::;:,;;:::,,,::,,,;;..,,"':;,_` ノ
                       |          _"':; ,.;."
                       |      _,'"    Y
                       \____,''" ̄  Y    ∨
                        |       |    、|
                        |       |    |
                        |          |   \|
                        |        |    |
                        l        |    |


┌─────────────────────────────────┐

  こっそり家を抜け出して、男に誘われるがまま、
  移住先の村へと出発したんだお。

└─────────────────────────────────┘


159 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:44:58.12 ID:ti6tmhoo [11/102]

                       , -─'ー── ー- _  V _ノ
                       \  ,. -── - , _` <ヽ.
                         Y´  ─  ─   ヽ ソ
                        /l  (●) (●)   j〉`l  すごい山の中だけど、道はあるお。
                  __r─-l |   (__人__)  ゙,リノ
             .    /, ‐ニ‐、ヽ ̄`l、   ` ⌒´  、ノ´ヽ.  どう見ても人の利用が少ないように見えるのに、
                // /nヽ l |, -‐<`' 、     ,_、゙ィ 、  l   手入れはきちんとされているお。
                | | | | | l∠、 __j <ヽ` ̄`<_ト、_) 、ノ
                l 〉ヽy'   |   |  \`丶、 _ ,ハ\r\       ……なんでだお?
                y'^y'     |   |     \    /  \.ヽrュ__
               r彳 /     l  r──‐┐ \_,/ r‐---Y〉ー- `ト 、
             .  |Fl_r', -‐  - 、j  /l__r‐ュ_j  │  | l、_rュ_j─-  h  !
              || / / ,. -- 、 |,ノ |    |    |  |│  ト--‐ j.l  |
              l| Ll∠ -‐'⌒、j    ー──'     |  └─ーヘ7ー'´ノ ,/
              | |〈 l ││ |,〉、         ノ       ト、二/
             .  ヽl ヽ、_l__,l、_ノ、__)───── イ--------イ
                |_|__|_| |─┬r────‐r‐┼--------h

┌─────────────────────────────────┐

  かなり深い山の中を進み、出発してから、三ヶ月の時間を要して、
  ようやくその村へ辿り付いたんだお。

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::_:.:._:.:...:.:_.:.:.::__:::._ヽ ,zt/._..:.:_.:._..:.:.:_:.:.:..:.__.::.:._.:_..:.:_.∠交v交ヘ - 、__
ニ:.=爻=ミ.::=ニ二:./文\::.二.:ニ:一:.=ニ二::.ニニ:.∠メメ≠寸メメX ..:一.ニ::`ヽ、
三爻.::.:..: ミ三=//LL\\二ニ=ニ二ニ一=.∠メメ≠エ工`寸メメX ==一=へ、
t爻:.:.....:.:.:.:ミ//:元元元:\\ニ二ニ=一ニ∠メメ≠エエ匚]エエ`寸メメX ニ二ニ=ハ
爻:...:.:.:.::..:.:ミく艾艾艾艾艾メ\\=ニニ∠メメ≠エ王エ王エ王エ`寸メメX =ニ二=
.:.:.:..::..:..:.:..::..:.ミ爻爻爻爻爻爻爻\ヽ∠メメ≠工匚]エ匚]工匚]エエ`寸メメX 二ニ=
.::.:.:.:..::..:.:.:.:.:.:ミ爻爻爻爻爻爻爻メ.∠メメ≠エ王エ王エ王エ王エ王エ`寸メメX 三ニ
::.:.::..:.:.:.:...:.::ミ竺竺竺竺竺竺竺∠メメ≠エ工匚]エ工匚]工エ匚]エエ工`寸メメ∠
.::.:.::..::.:.:.:.:≦王王[[[[[[[[[[[[[[[[[[,仏くr==========================zf〉∠∠
:..:..:.::.:..:::.:.彡王,く⌒ヽ[[[[[[[[[[[[[[|≡≡LLLLLLLLLLLLLLLLLLLLLL」∠∠∠.
;,;;,;,;,;;,;,;,;,;ミ=≦:..:.:.:.:.r:ト:┬┬┬z|≡≡||冊冊冊冂冊冊冂l:l:l:l:l:||:l:l:l:l:l:l:l:トv|川
从乂从从メソ从メ从刈w|||x|≡≡||丗丗丗凵丗丗凵l:l:l:l:l:||:l:l:l:l:l:l:l:トv|川
メ爻爻ソ爻爻爻爻爻込,_|爻ミ杉彡乞r|L三ス⊆⊇辷彡化j:j:j:j:j:jj:j:j:j:j:j:j:f:トv|川
===============================
ヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘヘ

┌─────────────────────────────────┐

  交通の便が極めて悪い場所であるにも関わらず、
  何故かその村はみんな裕福な身なりをしていたお。

└─────────────────────────────────┘


160 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:46:17.84 ID:ti6tmhoo [12/102]

               。
            。 O     ____ー、
          ゚  。 \ヽ / u ゛  u  \  ゚
          -  ・。 /;゚ ⌒  ⌒ @\。
        ,  ゚ 0 ─/ { U (●) (●)  .\ / 。  うめぇお!
         ゚ ,,、,r-'⌒l u//(__人__) 、 ) 。゚ | o
      。 ゚ r-'⌒`ー-'´ヾ,. ir- r 、//u   / 。 ・゚  実家でもこんなうめぇもん、
        ヾヽ、_,,,、-、/ミ,ヽヽ/ ノ_, -イ-、\      食ったことないお!
          ー = ^~、 ̄r'´ ̄`''jヽ、  〃ヾ ゚ 。
             / /  ヽ´{ミ,_   ̄`'''-ヽヾ
               /  / `'='´l  ̄i'-、_,,ン ノ 。
             /  /   !。 l  l  - ニ
           __ヽ、__l ___ .!。 l__l__,-=-,___
                          l  l
                         ヽ=ノ

┌─────────────────────────────────┐

  早速やる夫はその村で歓待を受け、
  貧乏とはいえ貴族のやる夫が、見たこともないような、
  豪華な食事が振る舞われたお。

└─────────────────────────────────┘


          l'://' /::/// / /:/'∠/ ´    / / /'  ' / /.イ|   '!| !
          |,'/:! ':::,'// / /::∠/   _ .‐/ /, <///! '// | / || /
.          i' i::l l::::l / / ,≦∠__-< ヽ/ ////<  l l ,'!l | ,'l !/,イ
.           j j::! !:::!,' イ ん'/_,> 、 / ////=‐ 、 \! !i |l |/l // j
         //::l l::::!l ':' |゛ ̄¨ ‐-'/ //イ'/__- .__ \| !' |l  l //,イ
        //::::! l::,'l i:i ノ         /´  ´  7フ ̄ノ,>、l l ll ,イ//イ
.        / i:::::l !:!l l:l イ:::        , /      ̄¨ ‐く_ ノ 〉| |レ l||,イ
.         / l:::::|l !:!! l:l l:l:::        / '          ` '::l | |! /! l/::l
       / / |:::::!|l:li  !l l::ト::         V           ,.イ〉、lレ i! l::::::l
      / / l !:::::〉!!  l:l l::l::ヽ    _               / _/l l!:::|l !:::::!
.      / /' ,',':::::i i:|  l:l l:::!::/ヽ    ヽ ` >       /¨´!:::ll:::l ll:::|:l l:::::l
     / /,' !l::::::| l:|  |:l l::|/.:.:.:.\    ̄       , イ::/::: /::::ll::::! ll::!:l l::::::',
.    / // ,'j:::::::! !:!  !:! !:l.:.:.:.:.:.:.:.:\      _ .イ/::/::/::: /::::::リ:::l !l|:::! ',::::::',
   イ // /!l:::::::! l::|  |'| l::|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ー ¨.:.:.:.:, イ::/::/::: //::::/:::::| !:!:::l、 、:::i

┌─────────────────────────────────┐

  若い女の子がたくさんやる夫をもてなしてくれて、
  やる夫は浮かれていたお。

└─────────────────────────────────┘


161 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:49:30.17 ID:ti6tmhoo [13/102]

            ,ィェ、    , -‐ : :\\彡  \
           _///`‐-y/´≦,_〃/, '\\ュ:、  ヽ.
         Y´///. : ; √: : `ヽ.  ミメ、彡〉、.>ヽ :. ::.
         !.〈//〃 i: : : :     :. :. ':,ノil!   ':. :. ::.
.           /    : : |      ヽ. :. :. .i: :l__    . :. ::.
.          .: ,'     :ト、      .: :':, :. : !"イ|.   ;  :  :.
.          i /i  ハ、 .'、`<,.斗:..: : : ::. :.:|f´i |   i  :   :.
.          l:| l iヘ¨ヽ \ "`,,rャ<.、::. :|、/    .l  .  :.
::::::≧:: ..,.. .._ i! ',. ',::::汽゚;;、__\"込''夕\:.:|      l:     :.
:::::::::::::::::::::::::/¨ ‐-ゝ ::|ヽ.` ´        ル'ヽ!       l:.     :.
 ::::::::::::::::::〃     ヽ!ミヘ、`´__, /l ヾ!        |::.    :;
   ¨  ー!!ー- .     z㌧≧ー<: . :.冫、    ,._  l:::.    :i
           ヽ  Z |!: .〆{_八<>/z ` ̄`rュヾ::::`1::     l
           ,'_} 〆: .´^: / 1: : マ゙ iァ      ¨: :》::::/::     .|

┌─────────────────────────────────┐

  その中でも一番の美少女が、
  やる夫のコップに妙なお酒を注いできたお。

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        . -‐ ) ‐- .
      .´,.::::;;:... . . _  `.
      i ヾ<:;_   _,.ン |
      l      ̄...:;:彡|
      !,    . .:.::;:;;;彡j:::::::::::::::.......
       ト ,  . ..,:;:;:=:彳:::::::::::::::::::::::::::..
       ヽ、.. ....::::;;;ジ.::::::::::::::::::::::

┌─────────────────────────────────┐

  他の料理やお酒はとても美味で、香りがいいものだったけど、
  何故か、そのお酒だけは、腐ったようなすえた匂いがして、
  色も悪く、ドロドロしたものだったお。

└─────────────────────────────────┘


162 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:50:06.93 ID:ti6tmhoo [14/102]
                             ,-‐-、
                             | 糞 |  ング
                       ング     | 正 |
                             | 宗 |
                         / ̄⌒)  (⌒ ̄\ング
                        / ,. ^‐'_ヽ /__ー^ 、 \
                      / // ̄ ` ⌒ ´ ̄\\ \
                     (  </            \ノ   )
                      \ \           / /
                     ング \ \       / /
                                       ング

┌─────────────────────────────────┐

  流石に、これは飲めないお、と言ったものの、村の伝統のお酒らしく、
  村の一員になるなら、飲まなければならない、と言われたお。

  やる夫は鼻を摘んで、無理矢理飲み込んだお。

└─────────────────────────────────┘


164 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:51:25.99 ID:ti6tmhoo [16/102]


                           ____
                         ; /ノ|||| ヽ\;
                       ; /( ○)  (○)\ ;
                      , /::::::\(__人__)/::::: \;  うぉえっ……っぷ。
                      ; |    | |r┬-| |    |,,
                      ′\      `ー'ォ    /´
                        ./  ⌒ ̄ ̄`r:´> ) :  あ、あれ、トーちゃんと
                        (_ニニ>-‐'´/' (/ ;  カーちゃんが、
                        ; |     | ;       緑色のクラゲと戯れているお……。
                        ' \ ヽ/ / :
                        , / /\\ .
                        ; し’ ' `| | ;
                              ⌒


┌─────────────────────────────────┐

  そうしたら一気に変な気分になったお。
  今までは最高の気分だったのに、
  目の前がぐにゃぐにゃと揺れはじめて、
  なんだかよくわからない変なものが見え始めたお。

└─────────────────────────────────┘


                          __,‐⌒ヽ、
                          /   '─ \
                         ノ ノ-、 (○) \
                         | 。(○)  、゚ ヽ, ヽ
                         ヽ  ヽ__,,,トー'i   )  いたた、いたっ
                         ノ    ` ⌒''  ノ   や、やる夫の頭を釣りあげないでくれお。
                         (           }
                         ヽ         /    誰かっ、誰かあそこの釣り人を止めてくれおっ!
                          ヽ     /
                        ./ー-.l`‐-‐< ̄``ヽ
                       (   ⌒⌒ ̄ ̄`r:ュ〈
                        ´`´ー-、_,. -‐'´/l .ト''ヽ

┌─────────────────────────────────┐

  頭の中に釣り針をしかけられて、
  ぐいーっと引っ張られたような、そんな気分になったかと思うと、
  吐き気を催して、胃液が食道を逆流したのを感じると、
  そのまま床に倒れて、意識がどこかへとすっ飛んでいっちゃったお。

└─────────────────────────────────┘


163 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:50:33.58 ID:ti6tmhoo [15/102]

                     ___
                   /        \
                   ´         ヽ,-、, ‐ 、      うっ、うぇっ。
                  l           !ー   \     ま、まだ気持ち悪いお。
                  !  ―  ―   ___ __\,‐‐-、
                  > (=) (=)  ヽ       ヾzソ  )
                  ( _ (__人_) _ノ  ̄ ̄ ̄  ̄ ̄  ̄

┌─────────────────────────────────┐

  目を覚ましたときには、暗いところにいたお。
  なんだか狭い小箱の中に閉じこめられて、
  えっちらおっちらと運ばれているようだったお。

└─────────────────────────────────┘


                     , -─‐──‐-、
                   /        ゚    \        そんなにゆらさないでくれお。
                  / ;  ゜      °  \       ここから出してくれお!
                 l  U      ;         l⌒ '"⌒ ヽ、
                 |          u.    ;   |ー       \
            .      ! u. _ノ′ヽ、__   ∪           ,;   \ ,rー、
                  ゝ。((-‐)  (ー-))::。 i'′⌒ ̄ ̄` ̄ ̄ ̄ヾ`ヽ ヽ
                 (  ヽ'"(__人___)"'__ ,ノ ヽ、____"___,、___ソノ__ノ
              ´ ´ `゚~゜´^" ´~`゚゜`⌒ ´"´´゚^゚^ ~゜゚`´^゙^ ^´'

┌─────────────────────────────────┐

  助けてくれお! と叫んでみても、
  運んでいる人達は、やる夫の助けに対して、笑い声を立てて、無視したお。

└─────────────────────────────────┘


165 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:51:51.82 ID:ti6tmhoo [17/102]

                         / ̄ ̄ ̄\
                        / ─    ─ \
                      /  (○)  (○)  \  気持ち悪いお。
                      | \  (__人__)  / |   狭くて苦しいのに、
                      \ |   `⌒J´  | /  気持ち悪くて動けないお。
                      /              \

┌─────────────────────────────────┐

  あの飲み物のせいで気分が悪くなり、
  叫ぶこともできなくなったころに、小箱は立てられたお。

└─────────────────────────────────┘


                           ___
                         /⌒  ⌒\
                        /<○>   <○>\
                      /   (__人__)   \  揺れは収まったお。
                      |     |r┬-|     |  けど、吐きそうだお。
                      \    `ー'J    /
                      /              \

┌─────────────────────────────────┐

  運び手が帰る気配がしたものの、
  やる夫が閉じこめられた小箱はいっこうに開く気配が無かったお。

  どうやら、蓋を釘で打って開かないようにしたようだったお。

└─────────────────────────────────┘


166 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:52:26.64 ID:ti6tmhoo [18/102]

                          ____
                         /     \
                       /    ;   _ノ′
                      /     ∪ :::(●
                      |         "`(__)   一体、何なんだお。
                      \、          /´ヽ   こんな狭いところに閉じこめられて、
                        )       ィ ("_ノ  変なところに運ばれるなんて、普通じゃないお。
                        / /⌒ヽ    ヽ ) |
                        i l   |     |  |
                        | |   |      |-‐'   これも村の一員になるための儀式なのかお?
                        |.|   |       |
                        i〆  /       |
                        ヾン´       l
                         |     ィ  |
                         l    |   /
                          〉    ノ 丿

┌─────────────────────────────────┐

  体がうまく動かない状態だったけど、
  必死に小箱の中で暴れて、脱出しようとしたお。

  だけど、小箱は開かなかったお。
  暴れたせいで、体力が尽きて、ほとんど動けなかったお。

└─────────────────────────────────┘


                          ____
                         /U    \
                       /  _ノ  ヽ、_  \
                      /  o゚⌒   ⌒゚o  \  ううっ、誰か早く来てくれお。
                      |     (__人__)'    |  暗くて狭くて、苦しいお。
                      \     `⌒´   U/
                      /ι  u     J|
                     (_⌒) ・ ι  ・ ||
                       l⌒ヽ     _ノ |
                       |  r `(;;U;) ι )__)
                      (_ノ  ̄ / /
                            (__^)

┌─────────────────────────────────┐

  気分が悪いまま、狭い小箱の中でじっと待っていると、
  どこからか、ずりずりと、濡れた衣服を床に引きずるような音がしたお。

└─────────────────────────────────┘


167 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:53:18.46 ID:ti6tmhoo [19/102]

  ズリ
       ズリ
             ズリ   ズリ
                     |::
                     |::       ___
                     |::     /      \
                     |::    /ノ  \  u. \    ……っ。
                     |::  / (○)  (○)    \
                     |:::  |   (__人__)    u.   |  な、何かが近づいてくるお……。
                     |:::  \ u.` ⌒´      /
                     |/⌒ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄⌒ヽ
                     |_ノ ̄ ̄ ̄|        | ̄ ̄ ̄ ̄ヽ_)

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫は恐ろしくなって、小箱の中で息を殺したお。
  心臓の音がバクバク鳴って、
  その音が、外にいる『何か』に聞こえないかと、必死で心配してたお。

└─────────────────────────────────┘


                        ,r‐┐/)
                       / ////>
                      / イ └'´/
                     ./  .\_.ンニニス_(\(ヽ       や、やめてくれおっ!
                    /  .__...二つヽ、_(._'弋 \\
                    (   /o゚(( ●)) (<)\`┘ ヽ\    やる夫なんて食ったって
                    ヽ  .ヽ、 .(__人┌─‐' /   .ヽ、  うまくないお!
                      \ ヽ  ノ  (`¨乙二..__/ ノ
                      . |    ` ⌒´    `ー‐- ィ'

┌─────────────────────────────────┐

  でも、ダメだったお。
  外の『何か』はどうやら最初からやる夫が目当てだったようだお。

  『何か』は真っ直ぐやる夫の小箱まで這いずってきて、
  蓋を、引きはがしたお。

└─────────────────────────────────┘


168 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:54:44.85 ID:ti6tmhoo [20/102]

                         __
                        /    ヽ
                       /      ヽ
                       V      /
                        V     /
                        V    /
                         V   /
                         V__/



┌─────────────────────────────────┐

  釘で閉じられた小箱は、『何か』の手によって簡単に開かれたお。
  月の光で小箱の蓋の形状を見たとき、
  今までやる夫の入っていた小箱が、棺桶だということに気が付いたお。
  でも、そんなことはどうでもいいことだったお。

└─────────────────────────────────┘


               l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
              l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__::::::::::::::::::,r。、::::∧
              l::::::::::::::::::::::::::<0>::::::::::::::::::<(_)>:::::::::::.`¨´:::::::::∧
             l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.∧
   ウジュルウジュル  l:::::::-=0=-::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::∧
            l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<●>:::::::::::::::::<(__)>::::::::∧
            l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
           l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ェoッ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ グジュルジュル
           l::::::::::::::::::::::<○>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
           l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<0>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
          l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<0>::::<0>::::::::::::::::::::::::::::∧

┌─────────────────────────────────┐

  『何か』は化け物だったお。
  明らかに既存の生き物とは一線を画す形状だったお。

  長く肥大化した頭部を持ち、
  そこから、無数の触手を生やしたものだったお。

└─────────────────────────────────┘


169 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:55:23.73 ID:ti6tmhoo [21/102]

                           ____
                          /      \
                        /         \
                       /              \   ……。
                       |       (__人__)    |
                       \     ` ⌒´   /


┌─────────────────────────────────┐

  そのとき、何があったか、なんて思い出したくもないお。
  あの化け物が、やる夫に『何をしたか』なんて考えたくもないお。

└─────────────────────────────────┘


                           ____
                          /   u \
                        /  \    /\  は、針が、腕に刺さって、
                       /  し (>)  (<) \ な、何か入れられたお!
                       | ∪    (__人__)  J |
                       \  u   `⌒´   /  か、体が、動かない……っ!

┌─────────────────────────────────┐

  でも、忘れることはできないお。
  あいつは、触手の先端から出た針をやる夫の体に突き刺し、
  液体をやる夫の中に流しこんできたお。

  すえた匂いや、肌の下でどろどろと流れ込んでくる感触で、
  村人達に飲まされた、あの変なお酒の原液だということがわかったお。

└─────────────────────────────────┘


170 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:55:50.04 ID:ti6tmhoo [22/102]

                        ______
                      :/ '⌒ヽ  ; '⌒゙\ :
                    : /        ∪     \ :   ♪~ ♪
                    / /´  `ヽ   /´  `ヽ \
                 : /  (   ◎ l  ιl ◎   )∪\ :
               : /  ιヽ_  ∪ノ   ヽ∪ _ノ  ;  \
          ♪     |   ;  ''"⌒'(    i    )'⌒"' ∪   | :
               : |  ∪      `┬─'^ー┬'′       | :
                :\    ι    |/⌒i⌒、|  ι     /
                   \/⌒⌒ヽ !、__,!    U  / :   ♪
                 : /      〉、____,,       \
                : /      /             ヽ :
                : |         |             ,     | :

┌─────────────────────────────────┐

  意識が朦朧となりながらも、やる夫は何故か歌を歌ったお。
  ……いや、歌ったんじゃないお、歌わされたんだお。

  故郷の歌で、酒場ではいつも酔っぱらいが歌うような、
  底抜けに陽気で、少し下品で、そして懐かしい歌を歌わされたんだお。

└─────────────────────────────────┘


                       ______
                     :/ '⌒ヽ  ; '⌒゙\ :
                   : /        ∪     \ :
                   / /´  `ヽ   /´  `ヽ \
                : /  (      l ι l     )∪\ :
              : /  ιヽ_  ∪ノ   ヽ∪ _ノ  ;  \
                |   ;  ''"⌒'(    i    )'⌒"' ∪   | :
              : |  ∪      `┬─'^ー┬'′       | :
               :\    ι    |/⌒i⌒、|  ι     /
                  \/⌒⌒ヽ !、__,!    U  / :
                : /      〉、____,,       \
               : /      /             ヽ :
               : |         |             ,     | :

┌─────────────────────────────────┐

  あれはまさに狂気だったお。
  やる夫の体に注入された毒は、やる夫の精神に強く作用したんだお。

└─────────────────────────────────┘


171 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:56:41.09 ID:ti6tmhoo [23/102]

                         ____
                       /ノ  ヽ、 \
                   (ヽ /(○)}liil{(○)\    ヒュー
                   (((i )    (__人__)   \   コフ ヒュー
                  /∠ |    ヽ|!!il|!|!l|/   |     ヒュヒュヒュー
                 (___    |ェェェェ|  .:.:.:.:.:.:
                      .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∴∵
                    .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:  ∴∵
                     .:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:∴∵    ・・
                     .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:   ∴∵
                      .:.:.:.:.:.:.:.::::......  ・・

┌─────────────────────────────────┐

  あいつは、やる夫に対してやりたい放題やったお。
  大体、あいつの行為が『八割方』終わった頃、
  やる夫は『二割』程度しか残っていなかったお。

  なんで、そんな状態になっても生きていられるか、なんて、
  そのときのやる夫は考えることも出来なかったお。

└─────────────────────────────────┘


               /z'' ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... ー ニ三\____
              /y' .:::::::::≠:::::::::::::::::::::, - ─ - 、  ー≠ニ三三三`丶、
            . /≠' .::::::::ニ=::::::::::::::, '           \       ''''ニ三 n
            /    .z::::=三:::::::::/                \  /  ̄ ` ー 、 `\
              ≠=:::::ー=    /              / /((○)) ((○)、三)
              z   三  '''' ,'                  ,' /  '⌒(__人__)⌒‘ゝ'
              ニ ー=, z≠!               V       |r┬-|    |
             ー' 三ニ ,kz'!               \    | |  |  /
              ,ィk =ニ=  ,z|                 ノ .:.:.:.:.:.:.: | |  |.:.:.:.:.:.:.:
                ≠三 ¨  ',              /´ .:.:.:.:.:.:.:.:.: `ー'´.:.:.:.:.:.:.:.:.:

┌─────────────────────────────────┐

  あいつの毒は毒を受けている生き物を
  殺さない効果もあるということが後々、わかったお。
  文字通り、『殺さない』んだお。
  ほとんど致命傷のような傷を負っても、その毒を高濃度で与えられている間は、
  どんなことがあっても死なないんだお。

  手や足を食われ、下半身を咀嚼され、
  内臓を引きずり出されても、『死ねない』んだお。

└─────────────────────────────────┘


172 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:57:26.86 ID:ti6tmhoo [24/102]

                   ヽ:::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ `ヽ:::::::l
                    \::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:、   ';::::::|
                      ,ン、:::::::::::::::::::::`:-..._:::::::::::::::::::::::/::::::\ ';:::|
                     / | |`ト 、_:::::::::::::::::::::`:::ー-......__/::::::::::::::\ヾl
                      l ト ト. ト、ヽ、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
                      `ハ_|ヾ 弋弍f'ー、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
                       '´く.   'ーイ l j、7ァt、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::l  ……呆気ない。
                        rヽ 、 lー'-'ノ_ノ∠Lゝト弋ー--  :::_:ノ
                        ヘ ヽ--j..-<}::::::::::::〈.`
                         ,レ-'⌒:、   ヽ:::::::::::ヽ- 、
                  ,. -‐、    ヽニ.:::::;r‐ '´ l::::::::::::::::::::ヘ
                ,r'::::.,.-'   r'´ ::::ヽ   __'Jノヽ::::::::::::::::::ハ
                /:::::/    |   l::: ` ヽ、_ ヽ_,l:::::::::::::::::::::l

┌─────────────────────────────────┐

  けど、そんなとき、あいつの頭が突如吹き飛んだお。

  やる夫が一万人集まっても多分、殺せないような『あいつ』が
  更に一万匹集まっても、かすり傷一つ負わせることができないだろう、
  『魔女』が来たんだお。

  魔女は妙に幼かったお。
  長い杖を持ち、『あいつ』の骸を冷たい目で見下ろしていたんだお。

└─────────────────────────────────┘


                 _ノ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.l
               _ノ::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.i
            ヽ二―┬┬―ァ┬-,::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.:`{_
             `ヽ:::::ヽ.|:.. .7弐 ト`i ┬- ::_::.::.::.::.::.::.::.::.::.`¨ー-ァ
                \ト{ヽ {ァTラ示 ヽ{  不_示7..フj7_ア  ̄ ̄
                  ̄|`ト`辷ソ      辷ソ ケ.:!フ′
                   |ィハ、     '      /ハ|   ……人間?
                   jハ公i ァ弋_`_jー、イ/ |
                      /`fニfユニjくノ`〈
                     r'´/くフ^マ/^Y^
                     /´/rァ⌒Kムト、::ヽ、
                    /::.::トゥ-,ィ升ニハ_>、{
                   /::.::.:jノ: :|:`: ´:|:ヽY´ ミi

┌─────────────────────────────────┐

  そしてそのまま、『あいつ』を見るときと同じ目で、
  やる夫を見たんだお。

└─────────────────────────────────┘


173 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 11:58:25.97 ID:ti6tmhoo [25/102]

             _>、_::::::ヽ、 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
              ̄i `丶、:::`丶、_: :::::::::::::::::::::::: ト、
              | ! iハト、 i、丶、___` ー--::::::::::::::::\
              lハノ!イ仄ゝヽ ナアi`ー-=....,,,____,,.ゝ  ……楽にして欲しい?
                |'、`┘  '^i下心!ハj  ,ハ!
                |/\ 、  ゞ-イ //
        .        ☆ ' r‐i> ‐rァ='7.イ´
                \ ⌒ヽ、,.ヘ.::´:::ハ
                  \rイ ,.ィヘ.:::::ハー- 、
                  └攵アト=ヘ、::::ヽ ::::::\
                    / 〈::::::::::::\:::::::::::::::::l
                       〉―ァi'´ \ :::::::: |

┌─────────────────────────────────┐

  そのとき、やる夫は、魔女を天使だと思ったお。
  頭の中が爆発してもおかしくないくらい、
  自殺願望がこみ上げていたときに、『殺してあげる』と言われたんだお。

  化け物はやる夫の体を生きたまま食らって、
  やる夫はもう既に心臓と頭くらいしか残っていなかったお。
  それでも尚、化け物の毒のせいで死ねない、という不自然さが、
  信じられないほどの嫌悪感をもたらしていたんだお。

└─────────────────────────────────┘


                   _..--'´~: : : : : : : : : : : : : wwwwwww;;}_
        γ----._____..- '´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
        ..ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ̄`^ -------------、: : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
            `ヽ、_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|/| .|  | / ヽ._: : : : : : : : : : : : : : : : : : `ヽ、
               `ヽ._;;;;;;;;;;;;;||;| .ヽ |、|二.ヘ`込===.、: : :: : : : : : : : : : :`-.__
                  `ヽ、;;;;ヾ| .|{.|^ヽヾな    ヾガト/| 7,--、_: : : : : :_________: : `'-今
                    `~~==´ . ` .| >´  .  -N  /|/   "--"     ~~~~~~
                 -----彡ヽ し-┘´;;|.   。  /;;;ヽ/ "
                 ヽ  >/ヽ )  γ;γ ヽ、;、  /;;;;;;;;;ヽ,
                  .\|、,--、  し" |_;;;|`'---彡;;;;;;;;;;;;/
                   .|-ヾソ " _, ノ"ヽ;|    ソ;;;;;┌"
                    ヽ、 -"´_ノ| ,-彡\  /;;;;,;;;;;`ヽ.__

┌─────────────────────────────────┐

  魔女の言葉は、今まで生きてきた中で、一番嬉しい言葉だったお。
  とーちゃんが褒めてくれた言葉も、かーちゃんが寝る前にかけてくれた言葉も、
  兄貴が、「お前だけは立派な貴族にしてやる」と葬式で言ってくれた言葉も、
  その言葉には敵わないくらい、嬉しい言葉だったんだお……。

└─────────────────────────────────┘


174 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:06:46.83 ID:ti6tmhoo [26/102]


       |            (;;;;;;;;;;)) ̄ /       |     \   ̄          |
       |            /'       /        ∧      ',               |
       |          {{        {        / ヽ     }               |
       |           ヽ       ヽ___/ __ \___ノ            |
       \          人        ヽ   ´    `  '             /
        \           ( し.)                                 /
          \       `¨                           /

┌─────────────────────────────────┐

  でも……やる夫は……やる夫はっ……。

└─────────────────────────────────┘


                  _,. -‐''"´ ̄```' ‐ .、._
             _,. -‐''"´            `゙''ー-..,,
                            --―---- `''ー 、
                                      `ヽ 、
                   /            二二、       `':.、
                  /            | {::::`ヽ\       ` 、
                /                  ヽ::::::::} 〉         ゙ 、  生きたい! 生きたいッ!
                   /´          ヽ `ー' /             |
                 /-、ヽ        三 ." ̄            |
             .    |{:::::::::ヽ  、          ゛'                  |
             .    | \::::::ノ/      ヽ        `ヽ         /
                 lr‐、_,/ "        .`ヽ       ノ       /
                 lT~ "  ,   ,       )   _,.-‐''      /
                 | |    ;;; (      / `''"/       /
                 | |  ;;;    ゞ、_,.-‐''/_,-‐"^ヾ      /
                 | |  ″        | |       `ー-/
                 | |            | |       /

┌─────────────────────────────────┐

  言ってはいけないことを言ってしまったんだお……。

└─────────────────────────────────┘


175 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:07:13.13 ID:ti6tmhoo [27/102]
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                        ・
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176 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:07:40.54 ID:ti6tmhoo [28/102]

                     ____
                    /   ∪  \
                 γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ
                 / _ノ (>)三(<) \ `、  ……。
                (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )
                \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://


            _
        /| |ミ
      /: : | |
___/ : :::::::| |______,
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
| ̄| ̄| |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::()):| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |_____||
 ̄ ̄ ̄\ :: ::::| |
      \ : :| |
        \|_|



177 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:08:14.72 ID:ti6tmhoo [29/102]

                      __ __           ___
                 i´ ̄´      `> 、    /´ ̄ `ヽ
              r─/´            ヽ、/        }
               イ /      /        /´ ̄`ヽ    ′
            く  /     :/             ヽ.`\
              /∨! \/.://      :/    :!  ヽ   ヾ :|   待たせました、やる夫。
            ヽ トヽ/ ://  :/  :/  .i :|.:|   ヽ i ト、|
            /ヘ!∨  :レ′ / / :/:/! /|.:| ./ .i | ! リ   ……ちょうどリンは、
           ヽ__レ′   | >メ<,,._/ノ/ / l :|/ /! iリ     気をやってしまったときのようですね。
              /    !/ヤ⌒メ\.:/ / / /メノノヘ:/
          ///    / /   {らc:j ヽ/ /イハ;jゝヘハ
          / //  /イ :/    `='′      {;ソ イ:ヽ.:|、
          //  /  !::に}           〉  /:|   :|ヘ
           |リ :/  || |:\      、__   / |   :| :ト、
           | :/   :レ′|:  \         / /|  ハl :}
        _____.レ′     __.|___>._ _  _/ / ハ :/ リ.ノ
 ..,,、r=''""´:::::::::::::::`≧x、、_,|!:::::::::::::::::::::::::| |::::|l   / :/  ______
 ::::::::::::::::::::::::::;r=====ゝ>:::::::::::::::::::::::| |::::||ユ、,ムr=''"´:ヘヽ:::::::::::`ヽ、



          ヽ
           }
      ,. -─-、ノ-──-- 、
    /            \
   /                ヽ.┐
   ! 〃/ ⌒ ,ハ  i  ⌒ i  i  i己
   レ' | | i / ! ハ i ! |  |  ヒ´
.      ∨iV∨  ∨ レ'V∨|  |  K
     | !≡≡   ≡≡ |  |`Vシ′  しばしの間、やる夫は私だけのものですか。
     | 八""       "" |  |ノ
     i′ i> 、 ー一 ,. イ|  |\
     | /j  __,工ニ´‐个|  |\\
     レ'V /´仁.フ0ト、/ レ∨廴}ノ
      ┌┴┐レ' jハ」   / ヽ
      | r─ 、      {   |
      r|_「 ̄` 「 「 ̄ ̄´   /
      廴,>┬-L.廴.__,. イ
       >-‐'ー-------- ┤



      メ ,, -──- 、._\
    メ/ u    ゚ 。 \\
  / /    ノ  ヽ、   \\  ……。
   ! |  o゚((●)) ((●))゚o  |
  \\    (__人__)   /く<
   ノ メ/   ` ⌒´   ヽヽヾ


178 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:09:06.85 ID:ti6tmhoo [30/102]
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                        ・
                        ・
                        ・



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179 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:09:34.75 ID:ti6tmhoo [31/102]

                          _(_`Y´_)
                         / |r┬ 、l\
                       /   ` ― ´  \   (⌒ヽ、
                      /            ヽ  と ,ィ_ \
                     |   __/::..  `   ⌒  ̄ ̄`   >
          と⌒ヾー―――― ⌒       ̄`´ ̄    イ   - - ´
         < ゝ /、_____      ヽ、             ヽ'
          く/            ̄`ヽ                ∨
                        l             ∨
                         l             ∨
                         l                 丶
                        /                    丶
                       /       ―――‐ 、     丶
                       /    /         \      丶
                      /     /           \      ヽ    ,.-、
                _    /   /                  \    ` ー ⌒ヾゝ
                { ` ̄     /                ∧           Yラ
                ∧        l                      ゝ       ノノ
                 ` ー――‐'                        ̄ ̄ ̄ ̄

┌─────────────────────────────────┐

  そのときから、一年くらいは記憶が全くないお。
  気が付いたときには、やる夫は水漕の中にいたお。

└─────────────────────────────────┘


                             ______
                           /:υ::─ニjjニ─ヾ
                         /:::li|.:( ○)三 ( ○)\
                         (:::||!.:υ::::: (__人__)):::: i|   うあああぁぁぁぁぁぁっあああああ!!
                       〃 ):::::::::::.   |r┬-| li::::/
                         /: : : : : : l\`ー '/j: : ::ヽ
                        ヽ :ヽ: : : : 7ヽ />: : : :r:\

┌─────────────────────────────────┐

  ただ、やる夫はもはや以前のやる夫ではなかったお。

└─────────────────────────────────┘


180 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:10:00.70 ID:ti6tmhoo [32/102]

                         ____
                       /ノ  ヽ、 \
                   (ヽ /(○)}liil{(○)\
                   (((i )    (__人__)   \
                  /∠ |    ヽ|!!il|!|!l|/   |
                 (___    |ェェェェ|  .:.:.:.:.:.:
                      .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∴∵
                    .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:..:.:.:.:.:  ∴∵
                     .:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:∴∵    ・・
                     .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:   ∴∵
                      .:.:.:.:.:.:.:.::::......  ・・

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫の体は……。
  まるで好物を最後に食べるため、最後まで残っていた、
  心臓と頭だけになっていたやる夫の体は……。

└─────────────────────────────────┘


               l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
              l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__::::::::::::::::::,r。、::::∧
              l::::::::::::::::::::::::::<0>::::::::::::::::::<(_)>:::::::::::.`¨´:::::::::∧
             l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.∧
   ウジュルウジュル  l:::::::-=0=-::::::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::::::::::::::::::::_::::::::::::::∧
            l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<●>:::::::::::::::::<(__)>::::::::∧
            l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
           l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ェoッ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧ グジュルジュル
           l::::::::::::::::::::::<○>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
           l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<0>:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∧
          l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::<0>::::<0>::::::::::::::::::::::::::::∧

┌─────────────────────────────────┐

  『あいつ』になっていたお。

└─────────────────────────────────┘



181 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:10:52.56 ID:ti6tmhoo [33/102]

                            ____
                          /ノ   ヽ、_\
                        /( ○)}liil{(○)\   やる、やるお、やるおの体は?
                       /    (__人__)   \
                       |   ヽ |!!il|!|!l| /   |  化け物に食われてッ!!!!
                       \    |ェェェェ|     /  それで、その化け物がっ!
                          フ./ /l | .l^-、'
                        /,,/ / l | .|\ \
                       (_// /i . i | |ヽ_)、_)
                           し l__l_∧_i

┌─────────────────────────────────┐

  体がなかったから、やる夫は頭になったお。
  頭がなかったから、あいつは胴体になったんだお。

└─────────────────────────────────┘

:{: :∨ : \{: : :\: : {\|::::::::::::::::::::::::::∠_            ::|: : : }: : : /
::i  ∨ ト、: :{i: | ∧ {:::::::::::::::::::::::::::::::::_,,, -‐- ._      :::,|: : : |: : :{i
`':,  ∨| \i l} : |\::::::::::::::::::::: r=ニ -‐=‐--`ュ ゞ  ::/:|: : ::|: :/リ  異種族同士の合体……。
    \   {::::{::: {::{\:::::::::::::::::::::::::::::¨ ̄>      /: ::}: : ::|/     中々興味深いものだった。
        |: :ハ .{マ >-::::__::::::::::::::::::/       /: : : :/: ::∧
          {::| .i .l \\::::::ァ‐-:::::::::_`〕 _ -‐ ´: : : : : ///::リ


┌─────────────────────────────────┐

  魔女は……やる夫にとって救いの手を差し伸べてくれた、魔女は、
  やる夫とあいつをくっつけたんだお。

└─────────────────────────────────┘


                          ____
                         / _ノ ヽ_\
                       / ∩l^l^lnnl^l^|\    う、うおおおあああああおおおおっ!
                      /  。ヽ   ∥  ノ \
                      |   /   人   l   |   あ゛あああ゛ああ゛ああああっ!!!
                      \ /   /|ii!i!|\ \/

┌─────────────────────────────────┐

  生きたい、と言ってしまったのはやる夫だお!
  だけど……だけど、こんな風にならなきゃ生きられないなんて、聞いてなかったお!

└─────────────────────────────────┘


182 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:11:26.96 ID:ti6tmhoo [34/102]

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫は逃げ出したお。
  何故か知らないけど、魔女は追いかけてこなかったお。

└─────────────────────────────────┘


             _____
          /       .\
          /        .\    ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃぃ!
       ./ ―    ―    \         いっやあああああだおおおおおおおっ!
       〈 o゚((●))((●))゚o      .`―- 、_
       人    (__人__)     ..:.:.:.:.:ヽ! :|: : .`ヽ    ヌチャヌチャ
      / . : ..:.:.  ||!i!i!|     ..:.:,.:ニニ/: :|: : :/⌒ヽ
     l : : : ,∠>. ` ⌒ ´,.:.:.:.:.:.:/\ヽイ: : :l<⌒ヽ: : l
     > ´. : :┌┐、: :) ノ. : :∠:_ :イ、゚〉:ノ: . \ノ ノ
   (: . . :<>⌒ノ∠二 / . : : : : : : : : . _ ∠厂
    ` <>´ ̄. : : : : :( : : :( : ¬: :二└‐´
      / ,-、_, ¬: :二-へ、: .ヽ ̄       ネチャネチャ
       レ' ̄   ̄

┌─────────────────────────────────┐

  水漕を割り、ドアを粉砕し、
  あいつの体とパワーを利用して、木々をなぎ倒しながら、必死に逃げたお。

└─────────────────────────────────┘


il|!ll| Y ;;/,,""    |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛""    .|l||.  ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛""
.|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/         ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/
,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:.  、"";;,,;;,゛|il|   |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:.  、"";;,,,;,゛
il|!ll|    Yii!   .|!i!|il|ll|    |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,""   .|ill   |!i|    |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,""
il|!ll|    |!,ii    |ill|il|!l)     |i|!ll|   `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i|   .|ill|     |i|!ll|   `(~...,,,,,,.....,,,⌒)
.|lii!|    |ill|     |!!iill|!li    .|il|lil|    (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill|  |ill|    .|il|lil|    (;;,,ヽ;;;...(_;;::,,
.|lii!|    |ill|    (il|!llli!i|     ||!li!i|       Yii!    .|ill|  |l|!|     .|!lli!i|       Yii!
il|!ll|    |l|!|   |!!iill|!ll|    ||liii!|       |!,ii    |l|!|  |l|!|    |!lli!i|       |!,ii
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ(    |il|!ll|       |ill|     vv|Mv vv|Mv , , |!lli!i|..,,..,. , . ,,,,,.|ill|     v
!ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,

┌─────────────────────────────────┐

  滅茶苦茶に走り回って、飛び跳ねて、
  谷に落ちて、沼にはまって……ようやく力尽きたのは、
  五日後の夜だったお。

└─────────────────────────────────┘


183 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:12:55.91 ID:ti6tmhoo [35/102]

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!ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw ,,,,,.., ,vv
"~'"'"~  ~""~'"'"  ~~""~'"'" '"'"~~""~'"'"      ~ "'''~"''""'''~"''"  "'~"''"''~"''"


┌─────────────────────────────────┐

  もはや魔女の家の場所すらもわからなくなっていたお。
  帰ることも出来ず、ただただやる夫は疲弊した体を引きずって、
  森の中を当てもなくさまよっていたお。

└─────────────────────────────────┘


                         / ̄ ̄ ̄ \
                       /   :::::\:::/\
                      /    。<一>:::::<ー>。  こっ、こんなっ!
                      |    .:::。゚~(__人__)~゚j   こんなことがあっていいはずがないおっ!
                      \、   ゜ ` ⌒´,;/゜
                      /  ⌒ヽ゚  '"'"´(;゚ 。   や、やる夫が、あの化け物になったなんてっ!
                     / ,_ \ \/\ \
                     と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.

┌─────────────────────────────────┐

  あいつの体は、人に擬態することも出来るみたいで、
  中身以外は普通の人間と寸分変わらぬ肉体を再現できたお。

└─────────────────────────────────┘


184 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:13:21.87 ID:ti6tmhoo [36/102]

                           i三i
                          〃   ヾ、
                         〃      ヾ、
                       〃         ヾ、
                     〃    ____    ヾ、
                    〃   /      \   ヾ、
                   ||   /  _ノ  ヽ、_  \  ||  しっ、死にたい……。
                   || /  o゚⌒   ⌒゚o  \ ||  死にたいおっ!
                    ヾ,|     (__人__)    |//
                    (⌒)、_   ` ⌒´     _,(⌒)  し……死っ、しししししし
                    / i `ー=======一'i ヽ
                   l___ノ,、          ,、ヽ___i        ……死にたく、ない、お……。
                      l           l

┌─────────────────────────────────┐

  こんな体になってしまっては、これ以上生きていられない、と思ったお。
  何度も何度も自殺を試みようとしたけど、ダメだったお。

  化け物に体を食われても尚、魔女に『生きたい』と言ってしまったやる夫は、
  土台、自殺することなんてできるわけがなかったんだお。

└─────────────────────────────────┘


                         トv'Z -‐z__ノ!_
                       . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
                     ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
                   rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
                   、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
                     ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
                   r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
                      _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
                      ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
                      ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
                      ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
                         _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "

┌─────────────────────────────────┐

  途中で行き倒れと思しき旅人の死体を見つけ、
  その死体から服と地図と、ついでにお金を拝借することができたお。
  死人からモノを剥ぎ取るのには、流石に罪悪感を感じたけど、
  そのときはそんなことを気にしていられなかったお。

└─────────────────────────────────┘


185 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:14:19.10 ID:ti6tmhoo [37/102]

                      ____
                    /      \
                   /  _ノ  ヽ、_  \
                 /  o゚⌒   ⌒゚o  \  し、死にたくないんだお。
                 |     (__人__)    |  やる夫は、こんな体になっても、
                 \__ ` ⌒´ __/   まだ、生にしがみついていたいんだおっ。
                  /::::::::ハ\/Vヽ/;:i:::::::ヽ
                  | :::r::l::l  ハ  |:7::::::l::|

┌─────────────────────────────────┐

  地図を頼りに、人のいる場所をめざし、
  ついに街にたどり着いたお。

└─────────────────────────────────┘


               。
            。 O     ____ー、
          ゚  。 \ヽ / u ゛  u  \  ゚
          -  ・。 /;゚ ⌒  ⌒ @\。
        ,  ゚ 0 ─/ { U (●) (●)  .\ / 。  う、うまいおっ!
         ゚ ,,、,r-'⌒l u//(__人__) 、 ) 。゚ | o
      。 ゚ r-'⌒`ー-'´ヾ,. ir- r 、//u   / 。 ・゚  今まで食べてきたどんなものよりもうまいんだおっ!
        ヾヽ、_,,,、-、/ミ,ヽヽ/ ノ_, -イ-、\
          ー = ^~、 ̄r'´ ̄`''jヽ、  〃ヾ ゚ 。
             / /  ヽ´{ミ,_   ̄`'''-ヽヾ
               /  / `'='´l  ̄i'-、_,,ン ノ 。  こっ、このために生きたのかもしれないおっ!
             /  /   !。 l  l  - ニ
           __ヽ、__l ___ .!。 l__l__,-=-,___
                          l  l
                         ヽ=ノ

┌─────────────────────────────────┐

  行き倒れの旅人から拝借したお金で食事を取り、
  街の中をぶらぶらと歩いていて、人気のないところまで来たとき、
  背後から声を掛けられたんだお。

└─────────────────────────────────┘


186 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:15:01.14 ID:ti6tmhoo [38/102]

                            ____    / / /
                     ,  ´ > ´     `ヾ `ヽ. /
                    /  /          ヽ.メハ
                  /  , '             Vノj
            .        /   . i ト.  ヽ       V !\
                    i i il ll i i ヽ. __ヽ.   ト.  Vト.  ヽ   私の守護する街に
                    | i il ilハ ,ィ化 ', ', l| }  } i  ハ    魔のものが侵入するとは何が目的だ。
                    | l li ト.  `~´  | i l l|ノ  ,'i li  jー'
                「 「ト、/ ハノく       リl l i|  / l li~ヘ
                | X´ / /  \ -    リ .i|/ヽ| ん~''   人間に化け、飯屋で飯を食っていたが、
            .     >、 \,.<___  ヽ\ _ ,. ヘlliリ  _レ~ヘ    人間のふりをすることに、何の意味がある。
               / />、 .>、ー┤  ル'r‐‐く / ̄  /´ ̄
            /´ 「.i/ / >`ーr‐‐┘ _____| 〈 )「__
              | |ト r~ _フ メ._ il´   .|  `   ト.  /
              〉く \ヽ.  ノ.ノr'   /__7/`  ̄ V /

┌─────────────────────────────────┐

  彼女はこの街に住む騎士様で、とっても強かったお。

└─────────────────────────────────┘


                          _______
                        ./ /  #  ;,;  ヽ
                     : /ノ  ;;#  ,;.;::     \  :
                      /  -==、   '==-   ..:::::|     ち、違いますお。
                      | ::::::  (__人__)    :::::.::::| :     やる夫は人間なんですお。
                     : ! #;;:..  l  |     .::::::/
                      ヽ.;;;//;;.;`ー‐'ォ   ..;;#:::/      お願いします、命だけは助けてくださいお。
                        >;;;;::..     ..;,.;-\      し、死にたくないんですお。

┌─────────────────────────────────┐

  『あいつ』の体を持つやる夫ですら、
  本気を出しても騎士様に勝つことなんて出来なかったし、
  そもそも戦う気なんて起きなかったお。

└─────────────────────────────────┘


187 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:15:39.41 ID:ti6tmhoo [39/102]

                        :::::::::::::/ ̄ ̄∨ ̄ ̄\ ::::::::::::::::
                   ::::::::::::::::::::::::::::::|  / ̄ ̄ ̄\ |:::::::::::::::::::::::::
                   ::::::::::::::::::__|/  _ノ  ヽ、_ \|__::::::::::::::::  いっ、命ばかりはお助けをっ。
                   ::::::::::::::/  / ((>)) ((<)) \  \::::::::::::::: 何も企んでいませんお。
                  :::::::::::::::::|   | o゚  (__人__)  ゚o|   |:::::::::::::::: ただ食事をしたかっただけなんですお。
                 :::::::::::::::::(⊥_⊥)\___`⌒´__/(⊥_⊥):::::::::::::::::
                   ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌─────────────────────────────────┐

  殴られたり、斬りつけられたりしながらも、
  ひたすら土下座をして、許してもらおうとしたお。

└─────────────────────────────────┘

                  /`, '" ̄ ̄`゙ ヽ__
                 </ ./  i    ヽ ヽ
                <'/  l  /l ,l l、 ヽ、ヽ
               </l  -l-/__l/ { / _ヽ_l_l,-li
                /'l  l' ○  l/ ○,l i/,l   その話、本当でしょうね?
                >,l ⊂⊃      ⊂⊃l     一応、話は聞いてあげますが、
               / /,トl l l         / l    怪しい動きをしたら、即座に叩き斬ります。
              ヽ,_/ヽl`lヽ 、  ' _ -‐'l l
                `゙' ヽl_/"i`゙‐┐-〈`゙゛l/
                   l;;;;〈_;;;;;;//-,二、
                   ヽ__;;;;;l_l / /`/{`゙h,
                    /`‐├>-_/__//ヽ/ミ
                  /`‐、_-‐';;;;,-――//_'-'
                 /,    /;;;;;;;;;;;;l‐'"`゙- 、 ヽ,
               / `ヽ,/'l;;;;;;;;;;;;;;l      〉〈
               〉-、__/;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;l      /._/

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様は優しいお方だったお。
  やる夫が抵抗していないことに気づくと、すぐに攻撃をやめてくれたお。

└─────────────────────────────────┘


188 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:16:16.97 ID:ti6tmhoo [40/102]

              :::::::::::::/ ̄ ̄∨ ̄ ̄\ ::::::::::::::::
         ::::::::::::::::::::::::::::::|  / ̄ ̄ ̄\ |:::::::::::::::::::::::::
         ::::::::::::::::::__|/  _ノ  ヽ、_ \|__:::::::::::::::  やる夫は騙されたんですお。
         ::::::::::::::/  / ((>)) ((<)) \  \:::::::::::  こんな体になんかなりたくなかったんですお。
        :::::::::::::::::|   | o゚  (__人__)  ゚o|   |::::::::::::
       :::::::::::::::::(⊥_⊥)\___`⌒´__/(⊥_⊥):::::::::::::::::
         ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

┌─────────────────────────────────┐

  それで、これまでの事情を話し、
  なんとか、この街に滞在させてください、と頼み込んだお。

└─────────────────────────────────┘


              カサカサ    ウジュルウジュル
                _____
              /::'⌒:::::::::::; '⌒゙\
             /:::::::::::::::::::::::::∪    \   コソコソ
           /::/´  `ヽ::::::::::/´  `ヽ \      いっ、いやだお!
          /::::::(     l:::::::::::::l     )  \     やる夫はやる夫なんだお。
        /::::::::::::::ヽ_   _ノ::::::::::::ヽ_  _ノ  ; \
        |:::: ;:::::''"⌒'(    i    )'⌒"' ∪  |   お前なんかに、やる夫の頭をやれるもんかお!
        |:::::U::::::::::::::::::::`┬─'^ー┬'′      |
         \:::::::::::::::::::::::::::::::|エエエエエ|        /
          \::::::::::::::::::::: !lllllllllll     U  /
          /::::::::::::::::::::::::::lllllllllll      \
         /:::::::::::::::::::::::::::::└ u U┘        ヽ
         |::::::::::::::::::::::::::::::::::::          ,   |

┌─────────────────────────────────┐

  森はもうダメなんだお。
  森の中で獣を触手で絞め殺し、生で肉を貪ると、
  『あいつ』がやる夫の中で強くなるんだお。

└─────────────────────────────────┘


189 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:16:45.43 ID:ti6tmhoo [41/102]

                    . … .
                   :____:
                 :/_ノ  ー、\:   ざっ、ざまあみろだお。
                :/( ●) (●)。 \:  やる夫はずっとここで人間的な生活をしてやるんだお!
              :/:::::: r(__人__) 、 :::::\: お前なんて、もう一生やる夫の中で閉じこめられているんだお!
              :|    { l/⌒ヽ    |:
              :\   /   /    /:

┌─────────────────────────────────┐

  でも、街にやってきて、街の食堂で食事をしたら、
  嘘みたいに『あいつ』は暴れるのをやめたお。
  どうやら、人間らしい生活をすればするほど、やる夫が強くなり、
  獣のような生活をしてしまうと、『あいつ』が強くなるみたいなんだお。

└─────────────────────────────────┘

                  ____
         +        ./ \  /\     希望が見えてきたんだお。
               / (●)  (●)\
             /   ⌒ノ(、_, )ヽ⌒  \  クソ触手の化け物を抑えられれば、
             |      `-=ニ=-      |  後はもうこっちのもんだお!
             \      `ー'´     / +

┌─────────────────────────────────┐

  街に来る直前は、やる夫は本当に一杯一杯だったお。
  頭の中には『あいつ』の気味の悪いうめき声が四六時中聞こえてきて、
  動くものを見たら、瞬時に触手が捕らえようとするんだお。

└─────────────────────────────────┘


                ___
               /_ノ ヽ、\
              o゚(>) (<)゚o.、    だから、見逃してくださいお。
            /   (__人__)  ...\   やる夫は、化け物になりたくないんだお。
            |     ノ   ヽ,   |
            .\   (/⌒ノ´フ   ./   どんなことでもしますから、
            . .>   . ̄ ̄´  <.    ここから追放することだけは許してくださいお!

┌─────────────────────────────────┐

  もし街を追い出されて、再び森の中での獣のような生活をしてしまえば、
  やる夫は本当にやる夫ではなくなってしまって、
  『あいつ』になってしまうお。

└─────────────────────────────────┘


190 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:17:17.47 ID:ti6tmhoo [42/102]

                        __!:l__,,,,,,,_`、ヽ
                     _,,r<´: ヾ! : : :  ̄i ,!、
                    ,r': : : : : : : :`: : : : : l/: :`ヽ、_,,
                   /: i : ; : ,f ;/l: : i: : : : : : : : : : `、:`、    わかりました。
                  / ;i !: ;i :/ / l : :i,: : i: :i; : : `、: : :i;ヽ
                 /: ;!:i;,;il-i,_,!  !_,;,il;,;,_!: :!: : : : ! ミ !: :,!  にわかに信じがたいものの、
                 i /l: i irl'iヾ!  ヽ;,;!l : :l'''iヽ: : :i : ヽ!: l   ひとまずあなたを信頼しましょう。
                 レ lVi,:! l::.゚i   ´ i::`ヽi !: : : :,ト、ヽ;! :,!
                  l: :N _,!_,!    lっ::゜iヽ : : !.ヽV i'´   あなたの話した素性を調査し、
                  l⊂⊃      ゝ __,i,!: : : ;!_,,ム‐'ト、   それと大きな食い違いが合った場合は……。
                  l : lヽ、 ー -     i : : :.i'i´l:ヾ.:.:i.:l,
                   ! :N ` 、 _____,,..  ,! : : :,!;! !:.:i;.:.:'.,!
                   V    r‐┴‐‐‐,! ;i : /i''i !.:.ヾ''´
                    ,r‐'''''''´ヾ._;! i''レ7:,レヽl_.ヽ`ー、`ヽ
                   ,r';ヽヽ:.:.:.:.:.:.`、':.:.:.レ';.:'.:.:.:.lヾ,`.、 `).:
                 ,/;,;,;,;,,r' >:.:.:.:.:.:.:.:`ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:l `''’ `ー
               ,r";,;,;,;,;//:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l;.::.:.:.:.:i.:.`、
               l,;,;,;,;//:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:.:.:.:.l,:,;,:.;,;!:.:.:ヽ
               ヾ,;,;,`;';.:,;,;,;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ.:./.:.::..:.:,!
               /ヾ;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,:./:/;,;,;,;/
               l ,',ヾ;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,;,_,;,;,/,;,:/,;.:.ヽ

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様はいい人だったお。
  普通の人には気づくことのない、魔の気配を察し、
  やる夫をたたきのめしたけども、やる夫の境遇に同情してくれたお。

└─────────────────────────────────┘


                     ___
                   /_ノ ヽ、\
                  o゚(>) (<)゚o.、    あっ、ありがとうございますお!
                /   (__人__)  ...\   やる夫に出来ることならなんでもしますお!
                |     ノ   ヽ,   |
                .\   (/⌒ノ´フ   ./   いえ、何でもさせてくださいお!
                 . .>   . ̄ ̄´  <.

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様の監視下の元、という条件を付けて、
  街で暮らすことを許可してくれたんだお。

  しかも騎士様のお屋敷の離れを貸してくれて、
  仕事もお世話してくれたんだお。

└─────────────────────────────────┘


191 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:17:47.43 ID:ti6tmhoo [43/102]

                          ____
                  ―― [] ] /      三\
                 | l ̄ | | . 三     \ 三/
                 |_| 匚. | 三  .   ( ○) (○)'   仕事だお!
                    | |  三  u   (__人__)  |    仕事だお!
                    |_|   三    .  ` ⌒´ /
               [] [] ,-    r⌒ヽ  rヽ,  }     庭師が雇えなくて、
                 //   三    i/ | ノヽ     自分で手入れをせざるを得なかった
               匚/     三   三   /    )≡  貧乏貴族を舐めんじゃねーおっ!
                       三  三  /   /≡
                     ニ三   ./   /

┌─────────────────────────────────┐

  お屋敷の雑用や庭の世話、
  騎士団の皆様の小間使いなんかの仕事を一生懸命こなしたお。

└─────────────────────────────────┘


                      / ̄ ̄ ̄\
                    /⌒    ⌒  \      助けて頂いたご恩に報いるんだお。
                    / (⌒)  (⌒)  ヽ
                    |::o'゚~(_人__)~o° |      今度こそは幸せになってみせるお!
                 ,ィTl'ヽ\  `ー´  ゚ /`ヽー;、
                 kヒヒど,           {⌒Yィ 、 ソ
                   `´ ̄ヽ      ハヽ `^ー′
                       ヽ   ` /  '}
                        >   /ごノ
                     __,∠     /
                    〈、    /
                     \、__ノ

┌─────────────────────────────────┐

  最初は騎士様の監視があったけど、
  ひたすら真面目にこなしていたら、ある程度の自由を貰えたお。

└─────────────────────────────────┘


192 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:18:20.86 ID:ti6tmhoo [44/102]


                         /)
                       ///)
                      /,.=゙''"/
               /     i f ,.r='"-‐'つ____    体は頑強になって、疲れ知らずだお!
              /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\   人間的な生活を続けて、精神も安定してきたお!
                /   ,i   ,二ニ⊃( >). (<)\
               /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
                  ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |  今度こそは何もかもうまくいってるお!
                 / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫としても、人間としての生活を続けていたおかげで、
  『あいつ』の力はどんどん弱くなっていったお。
  だから、もう、『あいつ』のことを気にしなくていい……そう思っていたお。

└─────────────────────────────────┘


193 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:18:46.85 ID:ti6tmhoo [45/102]
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                        ・
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                     /      \     うっ、うう……。
                   /  _ノ  ヽ、_  \
                  / o゚((●)) ((●))゚o \  思い出したくない……思い出したくないお!
                  |     (__人__)     |
                  \     ` ⌒´     /

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194 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:19:44.56 ID:ti6tmhoo [46/102]

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄
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― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄
    ./  /  i!ハ川/`i>=-≧ノ- ....      イ ..:::::/.ノ}
   ノ ィ./i!  ハ ト{ / r=ヽ >  ハ::.     /..:::::/'i!!<      ...:::─
 -=彡イ./ イ ./ i ハ 人_ゞン    ` _ ─ .、 /.::::::/i彡i.l)    /:::::::/ィ  や、やめなさい、やる夫!
     // i.イ  .V::::ハ  "      ./r'´ ̄ ./.::::::/ ハYソ   /:::::::::::/∠  あなたは本当は優しい心の持ち主のはずですっ!
    .i/  .|ハ  i!:::トミ、       |':.   /.::::::/ /::::イ   ./:::::::://
        |  .::::::人、>、      ヽ   /.::::::/ /≦小>、v/:::::/ ∠A_  お願いです、正気に戻ってください!
       ノ ..::::/ ーt≧ミミ 、    `;/..:::::/..イ' ̄ ̄\//|.| ̄ ̄ ̄ノ
       / .::::/ ̄ ̄ ̄// ̄::>-ァ/.:::/ ヽソ   /-= ̄ ̄ ̄Y:::
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        || . |. .|. l ,tテミ    弋ュサ|. . | ',  ¨ ‐- .__
        || . |. .| ハ弋ュサ     xwwl. . | ',    /  ヽ  本当に……やめて……。
        |ヽ.jヽj. .ハ wx  ,.     /!. ..|  ', /  /  / }  私には、心に決めた人が……。
           /|. . . |ヽ、  rォ  / |. . |   ', ヽ/  ,'  !
          ヽ|. . . !、 |.≧.| |‐.'  j. . j   ', }      ハ
           |. . ..l `j  -| ト、   |. ./―--' lヽ    ;. l、
― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄
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195 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:20:10.79 ID:ti6tmhoo [47/102]
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196 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:21:20.27 ID:ti6tmhoo [48/102]

_______,|\ \                / / | |
_______,|/:\ \.          / /__| |
_______,|/ /\ \       / /     /   ,, ,,,,
_______,|/ /|  \ \    / /     /_]    ,, ,
┯┓_____,|/ /| .   ゚|\ \/ /     /   ,, ,       '' '' '''
┼┨_____,|/ /|   | | |\|/    / ゛゛゛    ''' '' '
┼┨_____,|/ /|  / | |  .    /|_  '' '' '''      ,, ,,
┷┛_____,|==========.ロ    / //|_   '' ' ,,, ,,, ,,
_______,|/ / ||    | |.  /|// / /|"""" """"""" ""
_______,|/___||__| |/|   ̄|/ / /
   |  |      ' ̄ ̄ ̄l ̄l ̄ . |     ̄|/
  .[二]           [二]      ̄ ̄ ̄""" """"""""" """ ""

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫はその日、『魔法使い』さんの家に行ったお。
  魔法使いさんは、騎士様の知り合いで、
  街の裏の森に一人で住んで、魔法の研究をしている人なんだお。

└─────────────────────────────────┘


                     く::::::! .    .:::|____r' / /  /   ハィ⌒ヾ、
                      >::! :    ::::l::::::l / ///、,ィ' /!   /、,,:;!i   ヽ
                      ヽi :    ::::レ'ヽ/ l/_L/,_ト/ ! ,イ l  l:l:   ,`、‐-、
                       l :    ::::l l 〉'   '`7-ヽ.`iX !|  / , ;i.  i:.. l::::::::>
                       | :     ::l (    `ヾ;シ^'   __,ノ_ノ/::! , l::::レ'´
                       l :.:    :::し,          ´ィ=z、_7///:::/!
                       l: ::    ::::::!i         、 ゞ-',.゛イ〃:/::l
                       ! :::.    ::::| ヽ、     _ ...._ ´  /  i :l ::! ̄´
                      / l ::    .::::|  \   ` ー '  , イ  | .| :|
                     / / :    ::::::|    \    ,. イ::::|   l .l ::!
                    /  / .:    :::「丁!‐‐‐「! ̄ ̄`!::::::l:::i:::..:  l .l ::l
                   / .:/ :::    :::| l l   l l  _,,,_l:::::::リ:::   / i:::l
                  / ..:::/  ::  ____,;;シ'_//,___ l_l/ ............´  /  /::::l
                 / .:::∠,-r--r-|----ァ ハ r-、`ヾ .:'   .............//ヽ::::i、

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫をこんな体にしたのが『魔女』なら、
  同じく魔法に通じている『魔法使い』さんなら、
  力になってくれるかもしれない、という騎士様の気遣いで、紹介されたんだお。

  残念なことに、いくら魔法使いさんとはいえ、やる夫の体を元に戻すのは無理らしいお。

  でも、何かあったらここに来れば対処してくれる、って言ってくれたんだお。

└─────────────────────────────────┘


197 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:21:53.87 ID:ti6tmhoo [49/102]

                    __,‐⌒ヽ、
                   /   '─ \      やっ、やる夫の体がおかしいんだお。
                  ノ ノ-、 (○) \     もう、二度とあいつの体にはならない、と思ったのに。
                  | 。(○)  、゚ ヽ, ヽ
                  ヽ  ヽ__,,,トー'i   )   かっ、体の中で暴れて、
                   ノ    ` ⌒''  ノ    気を抜くと、すぐに人の姿を保てないんだお。
                  (           }
                  ヽ         /
                    ヽ     /     やる夫の方が支配力が強いのに、
                 ./ー-.l`‐-‐< ̄``ヽ   滅茶苦茶暴れまくるんだお。
                 (   ⌒⌒ ̄ ̄`r:ュ〈
                 ´`´ー-、_,. -‐'´/l .ト''ヽ

┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんに、やる夫は体調の変化を告げたお。
  夜中に突然押し掛けてきたやる夫に、迷惑そうな顔をしながらも、
  魔法使いさんはやる夫の話を真剣に聞いてくれたお。

└─────────────────────────────────┘


       \:::::::::/'´ /                 ヽ7:::::::::i    ト.
         >:/// i /jミ、  ,  i  i i i  l  /:::::::::/ト     i::〉
       /::::::i i l |i |トヾ〃ハi  | i iハ ト、ハ  ̄}i::/  i   i'   あー……ねむー……。
.        `ト::::i | |il |i ||     ||ハ i| i i| | ハi|   |   |   i
        | ∨ | |il |i ||     |l l lハ| l| }|フ彡}  |   |    とりあえず、いつもみたいに血を抜くわよ。
        | i |小 |i |i    ┼‐リ‐}ノ‐┼  彡ヘ.   |   |   血で大体のことはわかるから。
        | i   ∧>‐''"      __,,.    i i  |   |
        | i   / ∧、__,,.            / i  |   |
        | i / / ハ               ,トイi  |   |
        | i / /   、  '       u  / | i l   l  i i
        |〃    i   `  .    ⊃     / .| i l   |  i i
        |′    |     i `   __   ´    L i |   |  i l
        / /     |     |   ┌L ___   -─┘ |   |  | l
.        / /  _ 」__」_..ノ//Тi       /|   |   :.

┌─────────────────────────────────┐

  一通り、説明し終わると、魔法使いさんはやる夫の血を抜いたお。
  魔法使いさんは、以前にも抜いていたやる夫の血とを比べて、
  何かの魔法を使って調べたお。

└─────────────────────────────────┘


198 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:22:20.84 ID:ti6tmhoo [50/102]


                       ____
                      /   ∪  \      いっ、いやだお! 折角ここまで頑張ったんだお。
                   γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ   あの化け物になりたくないお!
                   / _ノ (>)三(<) \ `、
                  (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )  やる夫は人間でいたいんだお!
                  \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://

┌─────────────────────────────────┐

  そしてその結果……。

└─────────────────────────────────┘



199 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:23:17.13 ID:ti6tmhoo [51/102]
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                        ・
                        ・
                        ・



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                       __,‐⌒ヽ、
                      /   '─ \
                     ノ ノ-、 (○) \  記憶が消せないお。
                     | 。(○)  、゚ ヽ, ヽ
                     ヽ  ヽ__,,,トー'i   ) 記憶が消せないんだお。
                      ノ    ` ⌒''  ノ
                     (           }  水車みたいに、
                     ヽ         /   からから回って、思い出しちゃうんだお。
                       ヽ     /
                    ./ー-.l`‐-‐< ̄``ヽ
                    (   ⌒⌒ ̄ ̄`r:ュ〈
                    ´`´ー-、_,. -‐'´/l .ト''ヽ

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200 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:24:07.10 ID:ti6tmhoo [52/102]

  まったくしょうがないわね。
  どっちにしろ、誰かがあんたの世話をしない限り、
  あんたの中にいる魔物の性欲は止まらないんだから、
  どうしようもないじゃないの。


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             /        `丶、\l/  ヽ.__ /'´ ,._-.ニ´_
             /           ,. -―‐- 、 /-‐' ´       ̄ ̄ ̄
            /          /       ヽ、
            l           /          ',
           ,.!         /      f:o:;       | /‐ァー---------
          / ヽ、         |      ` ´       l'/´
        /      |` ー一   l           /
      /        ,!       ヽ           , ′
ヽ r、 ,.ィ'´     ,. '/           丶  ___  ,./
、 `ー'´      ,. ' ´ , ′              /
ノ     _/   /              /
―--‐ 、_ノ    /                , ′

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  でっ、でも、そんなこと……。魔法使いさんに出来ませんお。


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-―'' " ̄                   ヘ              /―- .',
..、                       \, -- 、   u  /    ヽ
  ヽ、  ,.-―-、, --.、   , -――- 、/.:.:.:.:.:.', , -<´         ',
、   `"7::::::::::::,ヽ_,,...>―‐- 、   j::.:.:.:.:..::.:〉           |
.:>‐-、〈::::::::::/:::::::::::ー-::<⌒ヽ::)  :. : ',ー-:.:.,イノ_    _    /  |
.:.:.:.:.:.:\.\:::::::::::::::::ー-:.、::ヽ   .:.:rュ.:.ヽ, - ''"       ヽ/     !
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\.:\-、::::::r、::::\}    .:.:..:/          ',^ヽ . /
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:..:.:.:>、ヽ_! ` ー'     /             ノ:::::レ
.:.:.:.:.:≧=-.:.:、.:.:.:.:.:ヘ       ,'    .:.:       _j_:ノ::〉
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.::.\       |   .:r1.:       /´:::::::::/
::.:.:.:.., -  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄>   ',        r‐-、‐--ァ'

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  あなたの中の生き物の欲求を殺すことなんてできないわ。
  精神支配とはまた別系統の分野なの。
  他の方法でどうにか出来るんだったら、わざわざこんな方法を取るわけないじゃない。



201 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:25:30.52 ID:ti6tmhoo [53/102]

  で、でも……。


― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄

                />、::ヘ''‐`''、
                /:::::冫::..:::::::::}
               /::::::::/::ょ、:::::/
          __..-ー''lぅ{'、_,,::`::''〉::::::;L_
       ,..ィ''´:::::::::::::::''` ''ニ と!弋 /‐::``ー、_
  _,,--‐‐''ぅj∟:::::::::::::,..-'′:::::::`::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
-´      冖'::::rン' =∟::::::::::::::::::」::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、
          .. ´        -      _ ィJ``ヽ..,,、

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  ああ、セイバーにしてもらいたい、とかそういうこと?
  だったら、ここで跡形もなく消し炭にしてあげるけど……。


― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄

              >'´ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:..:.:ヽ _\
             /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\ー―― 、
         _    !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ ( ̄ー'
        (_ヽ、 ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.//:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
           ヽ`ー ヽ __ -―.:<_ |´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.>|  ( ヽ  ̄ヽ` ̄ヽ
     ____ノ      /:.:.:.:.:、_.ィ:..ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./  !     ヽ    `ー'
      :.:.:.:.:.:.:.:.:_`:.    {:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/    \     ヽ
     :.:.:.:.:.:.:.:.:(_   ̄  !:.:ヽ_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,'      \     _,. -、
      :.:.:.:.:--'      ヾ  `:.:.:.:.:-' ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.,'        ` ----'´
      :.:.:.:.._,. ---、        .:.:.:.:.::人:.:.:.:.:.:.:.:/
      :.:./    }     ヽ、   ,.  ヽ   (
      :/     /  _     ̄ ̄    __  ヽ、_
     :.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:ヽ          r ヽ、 て_)   `ー--、、_
      :.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:!  ⌒ヽ    ,.Y  ヽ (         ヽ ヽ
      :.:.:.:.:.:.:.:.:..:!__ノ:.:.:.:.:.:.!  !:.:.:.:.:.!    {:.:.:!   ヽヽ_         ヽ'
     :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!  !:.:.:.:.:.:! /:.:ヽヽ:..!    `ヽ ヽ
      :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|  !:.:.:.:.:.:! (:.:.:.:.:し':.:|      ヽ ヽ

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  ……そう、わかればいいの。
  あんたの密かに匿っているセイバーの面目を保つためなんだから。




202 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:25:57.07 ID:ti6tmhoo [54/102]

  ほら、泣かないの。
  まったくもう、どっちが男でどっちが女なんだか。


― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄

           |    |                     .         : ::::.l    : ::;!
           !   |       .、::: .           ::::./         :::::.l     l
          /   !        `く.:::::::     ::::::::::::::::./          : :::::l    :::l
          |   l             \:::::::::::::::::::::::::::::/゛          : :::::|    ::|
          !   .|           ゛::::、::::::.i,,__::,i′          :::::::|    |
          /   !             : :::゙゙从..y l.l            : :::::}    .|
         /    |                 :,//  .l,.! !、           ::::::::l    ..l
        /     .|               ,,-"    ‘  ヽ、         : ::::::,!    ..l
       /    __L..し.. -.. ---------!ニ-┴ー- ---- ..ニ=................,,,,______:::|ヽ    .ヽ
     : ,rレ;;;;ニニ |tニ〃゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ゙̄l二,゙ゴ゙゙゙゙゙゙゙゙ '''''''''''''''''''''''''''''''''''ー ||ミ;;ト ..,,,,__ 1`'、
    . / ./´  . ,/./ │             : ::::}  .l:::::::          :::::::/゙゙゙゙ ̄lニ''''''λ .\
    i′,i′ ,,i'"./   .}               !  │            ::::::|   / ,}、 ヽ  ゙l,
   . ! / ./ ト、 ゙'-、 |               :l、  :!             :::::;!  l,゙ / !.ヽ  l゙l. .!、
   ! ./ : i.l, ヽ `''ー′.l:               !  |::            ::::|    / ,l!'i、,,||'i  l

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  あっ……。
  ま、魔法、使い……さん?


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                     o
                      ゝ;:ヽ-‐―r;;,               。
                  ,,_____冫;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\      ,,,,,,,, o  /
                  "`ヽ;:;:;;;:::;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:从    (;:;:;:;:ヾ-r
                     〈;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:) 0  ソ;:;:;:;:;:;:;:}
                    ,,__);:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ノ     ゞイ"ヾ,:;:,ソ
                    (;:;:ノr-´^~;;r-ー⌒`    ,.、
                    "  ,,,,      _;:;:⌒ゝソ;:/
                      (;:;:丿    (;:;:;:;:;:;:;:;:;:)
                              ヾ;;;;;;;;;;;;/; \
                              ´  /;:ノ 。  。
                                  ()

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  別にいいわよ、こんなもの。
  あの子と違って、私には好きな人なんかいないしね。


203 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:26:34.54 ID:ti6tmhoo [55/102]


  ……。


― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄

      ゙‐....,,..-
  ゙、       \,           "''ー-1_      -‐  __│            !   ゝ..........-..__     ' -  ;
  ` 、       ` 、             `''-、   _..-=;'" ̄^‐            l         `''ーl、   丶,
   ヽ         ヽ                `‐   `;__              l           `''''''"''ー'
    '、         丶                  :::ハ::::             l 、
     ヘ、        )                  ::l リ;::::             | \     _
      ヘ         1               、  :::l;リ::::           ュ_  ゙ー‐‐ こ厂゙ 、
       ゝ        1-.._.. 、           `     ´           / `ヽ..、   ヘノ、1}、
        ヽ       1  '+  ,,.               *          ,/    `‐.._‐_'' 「‐'{l│

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  ……ッ!!!!!


― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄

    .'                    ,'    ` , ,.、、、、   , '                      i            
   '                   '    ,.ォ', "    ` .y'                       ',             , '
   ,'                  ,   r,''./.;       /                               人          , '
.   ,                    ,  ,.r}y'        /                        /  `ヽ、、   ,, "
  i                  ,   l' d}       /       rヽ、               , '       ', ̄
  |                   '   !ζυ      ,、、、_,,...ェ、、   ヽ ヽ 、           /        }
  ',                  '  y τ     `-............、 \   ヽ  ',         , '          ,ノ
   ',                   ノ ノο  __       ヽ  ``'‐-L   ',      ,  "         ,. '
   ',                  フ 丿 ヽ  '、  ̄`'‐- 、、,,...ノ        `''ー‐''"          , ''
    ヽ                  jl      ``ヽ 、、_                         , '"
     ヽ、               jハu    r''''‐- 、、__....つ                  ,  "
      ヽ、             くノ      `''‐ 、   _,,,              ,  ''"

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  ……。



204 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:27:35.66 ID:ti6tmhoo [56/102]


  ……外が、明るくなってきたみたいね。


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            i''゛7'゛  /''゛ ::/; i  |:/:ノ:::::::::::',
            |::i゛  ./:::::/ ノ `;.ノ‐'゛:::::::メ:::::ヽ
            !::|  /`''~i.`´ ,r'゛_;;-―‐:'゛:::::::_ノ
            ゛|`'゛!!!!!!!!!!i,  ,'ヾ,´ ヽi'' "|`‐'i゛
             `:,!!!!!!!!;、''|  |:::i:ヽ   `'' "´` i
              `'''"゛ /  l::::::::!:`" '' ‐;-- '
                 /  .|:::::::::::::;':::::::l
                 i   、|i:::::::::、:::::`゛',
                i   `|:::::::::::ヾ:::::::::',
                !     |:::::::::::::::::::::::::',
                !    |:::::::::::;;、;;;、;;-゛
                !    |_;;;;/   !
                i     | |     |
                i     | !      |
                 i    | |    ,'
                 ',    :| |    ,'

― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄― -_ ̄


  ……。



  だから、泣くなって。
  ええと、まあ……その、ちょっとは気持ち良かったんだから、自信持ちなさい。



205 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:28:02.24 ID:ti6tmhoo [57/102]
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                        ・
                        ・
                        ・



─────────────────────────────────────

206 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:28:49.05 ID:ti6tmhoo [58/102]

                          ,,  、、 ,
                     、、 ゛  __  ' ,
                     ,'   /^ ≡^\  丶
                    ;  /(@)≡(@ ) \  ;
                    ; /::⌒(__人__)⌒:::\ ;
                   ,'  | u  |r┬-|    u | _
                  ;  /´ ̄``゛)- .‐    /  '、,
                  ;  |   ̄ ̄        ̄)  、
                   ; |            | ̄ ̄    ;

┌─────────────────────────────────┐

  そ、そんな……つもりはなかったんだお。
  魔法使いさんは、体液の毒を中和できるって言ってたんだお。
  だから、それを信頼していたんだお。

└─────────────────────────────────┘


                        ____
                       /      \
                  o ○ o´  _ノ  ヽ、_ `o ○ o
                 .。゚   / o゚/⌒)  ((<))゚o\   ゚ 。
                    | 0 / /(__人__)'  0 |
                    \ / /  `― '     /

┌─────────────────────────────────┐

  こんなことになるなんて、知らなかったんだお!
  し、知っていたら、街を出て、人の来ないところでひっそりと暮らしていたんだお!

  誰も傷つけたくなかったんだお! 本当なんだお!

└─────────────────────────────────┘


207 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:29:18.80 ID:ti6tmhoo [59/102]

                     /: : :、: : : : :.:.__;.ィャ‐ヽ._     _
                    /j:ヽ: : :v;ノィ´ /{,ハ|li. r、く ̄'´/
                   ヽ∧: :.:.ー{ iL_l /イ i|^゙| l |li ハヽY_,厶
                    ,': : }: :,.イ !|ハ{「T! ll ┼H⊥/ リjヽ }r′
                    i: : /: /! |^ー- !| /示.Y/イ _く
                   l: : : :〃:ノ l! ""   ,  {tり.へ、 `ヽ}`ヽ、
                   i: : : : : /:}! ト、 ー-、_ "" /〃i`t_,ノ-一'¨` 、
                   !: : : : : : 小 fー\  __,.ィ7i{|;^ー、_:.:.:.:-‐: :`ヽ、
                  |: : : :.|: {ハ ぃヽノ `ヽ、/,{ { |! ! {   `ユ_:.:.:. : : : ヽ
                   !: : : :.:レ':いヽ\辷j三弍,ゝ:ヘ冖ァ'⌒ ̄j: ー ̄`ー: :.ノ
                   ト:r‐'´:! : ヽ ヘ }ヽ{___ : {':.:. `ー-、: :/: :ヽ:._;.-‐'´
                  ノ!:l : :.:.!: : : :ヽ} リ ノ「 ̄´: :t:.:. : :. : :_;ヽ-一'´
                 / i|:l : : :|: : : : :ノ//:} j: : : : : ∨ャi'爪{. 八
                /  li| : : : :、: : : {( 辷_ー- : : : }l | い、X
               /   |l|: : : : : :, :、_ヽゝ:.:. ̄: : : : 川! ヽ{いヽ
               ヽ    }ハ:! : : : :ヽ: `ー--、__;.イ{ノノ  ノ^ヽノ
                }  ノ小: : : : : : \ 、:.:.`ー、__;.イ|l!{  {. /
               ノ  {´jハ:i : : : : : :.:\ヽ:.:.:.:.:,小 !ヽ   )
                     i:l :.:、: : : : : : `  ̄´: :!ハ ノ

┌─────────────────────────────────┐

  ……ふう、また来たのね?
  大体、ペースは月に一回くらいってとこね。
  あー、他の手も考えておかないと、私の体力的に死ねるわ。

 (やばいやばいやばいやばいっ! 毒がまだ全然抜けきってないぃぃッ!
  あそこがずっと疼きっぱなしだし、毎晩毎晩オナニーしても逝けないしっ!
  眠っても、あのときのことを淫夢で見っぱなしッ!

  こんな状態でもう一度抱かれる? 無理無理無理無理ムリムリムリむりぃッ!)

└─────────────────────────────────┘



208 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:30:21.83 ID:ti6tmhoo [60/102]

                   _,r‐''''''7:::::;r''::::::::::::;、:/_;:;;l::;::::;;:;;l、;!
                   `ヾ、;;/´`:::::::::::ヽヽ:::ヽヽ;;;!:::::;;::;;l;!
                   ,r''´l::i::i:r:、/ヾヾヾヾ、ヽヽ_!::::;;::;;!;l
                    ̄ヽ!:!:l;ヽ   ヾヾヾ,!>‐レ l;;:::;;:;;;!;:l
                      ト;l、!、ヽ  ヾヾ!ヽ__,! !;::;;:;;;l;:;:!
                      !;::;ヽ、<¨ヽ   /// l;:::;;i:;;l;:::;l
                      !;::;;;i:;l::;ヾ’,      l;::;;l:;;;l;;:::ヽ
                      !;::;;;!;;;!;::;;:iー-`.,_ _/l::::!:;:;li;;;;::::ヽ、
                      !;::;;!:;;;!;::;:;;!;;;;!:::;_;rlー‐''l::/::;;;!''ヽ;;_____ヽ
                      !;;/::;;;!::;r''´ ̄:.、:ヽ/7:;レ::::;;;l;,;.:.:.:.:.:.:.:,;`,、
                     _,レ;;;:;;;;!/:.:ヽ:.i:.;`ー-メ,r';;;;;;:;_/:.:./:.:.:.:.:.:,;,;,;,!
                    f´;;;;;;;;/7!:.:i:.:.:,r'’:.:.:/i;;:;;;;;r'´:.:i;/:.:,;.:.:.:.:,;,;,;,;!
                    l::::;;ヽレ';;!:.:.!:/:.:.:.:.:/:.:.;)::;(:.:.:.ヽ!:.;,:.:.:.:.:.:,;,:.;,;l
                    ヽ:::;;/;;/、:.:l'’;.:.:.:.:.;,:.(;r7;;):.:.:.;.!,;.:.:.:.:.:.;,;,:.:.:/
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                    V7;!、!l;!:.:.;.:.!:,;,;.:.:';,:.:,;,;’;,;,:.;,;/;.:.:.:.:.:,;,:.:,;,/
                     `/!:.:,:.:,:l:.:.:,:.:.;,;.:.:,;.:.:,;,;,;;!:.:.:.:.:.;,:.:.:.:.;イ
                     /;;;;!:.:.;,;.:,!:.:.:,:.:,;,;.:.:.:,;,;.:.:.!.:.:.:.;,:.:.:.:,;,;;!;ヽ
                    レv;/:.:.:.:.:.;,l:.:.:,:.:,;.:.:.:.:.;,;,;. /:.:,;.:.:.:.:.;,;,;,;!;ト、;!

┌─────────────────────────────────┐

  んっ……そうね、今度からは週に一度来なさい。
  分散させて発散させれば、それだけ負担は小さくなると思うから。
  一ヶ月に一度っていっても、
  その後三日は体を動かせなくなるのはもう沢山よ。

  ……そう、ただ、負担の分散化するだけ……それだけなんだから。

 (無理無理無理、無理だって! 無理なのよッ!
  やる夫のモノの張り型に、やる夫の血から作った薬を塗って、
  六時間もオナニーして、逝けたのはたったの一回。
  きっ、気が、気が狂いそうよっ!
  こ、これ以上やる夫と一緒にいたら、本当に私、おかしくなっちゃう。

  こ、この前だって、やる夫に会いたくなって、滅多に行かない街に行って、
  やる夫を尋ねたら、やる夫はセイバーと話していたし。
  せ、セイバー、ただやる夫を拾っただけだっていうのに、
  あんなにやる夫と親しくして……婚約者もいるくせにッ!

  い、いや、違う、違うのよ。
  そう、やる夫とはこれから会うのを辞めましょう。
  隣街のサクラのところへ行けば……。
  月一回は多すぎるっ、毒が抜けるまでは……。

  ……い、嫌っ、嫌ぁっ! やっ、やる夫に月一回しか会えないなんて嫌ッ!)

└─────────────────────────────────┘


209 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:30:50.61 ID:ti6tmhoo [61/102]
                                             ,./   l .,i'
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      i.:.:.i !.:.l  !、      _ノ゙   !   {:.:!. ‘、`_゙,ノ         !:.:_,, -'"゙/  /  l _\    ̄
      !.:.:|  !.:i {: ;       :. ヘ  .|.:!               , '" .. /  "  l゙ヽ ヽ二 _‐- ..,,_
      l.:.:i  ヽi. !'         :.   `、 !{               ゙'¬― /   / ./   \_ _   ̄
      !.:l    ` `、         :;     \`  ::.        ´   ヽ/ _..ッ‐゛ ./  (ヾヽ._  ̄_フ
      ヽ'、    \           ノ  `  、:;_    _,. - '゛    / .゙ /  /    \_  ̄))_,,
       ヾ、       ヽ 、_,,..、__,. く/゛)  _    ̄    ._..-'"゛ / .,/ i      ヽ~二二-‐ '"
        ` ー     ゝ-r '    ̄ / , ´ 〉     /゛_./ ..-'",..-"    i
                  `ーt‐ ''"‐`´ ∠... -、   / .-',゙ ーー"゛  i   !
                    )ーr─ "___,/    l,__r'" :.    !   !
                    /    ̄` r、一’  、     :.          !
                   /         ! ヽ    ` 、   :        ',
                  /       ,'   `、     ヽ、 .;.           ヽ   i
                 /         /    ト、    `           `、 i
                 /      /     i ヽ                 ヽi
                ,'        /         !                       `i
                ,'       /        !  _  、              ... ....  !:.
               ,'       /         _,,r'´◎;;`ヽ、       ;:";:";:";:"__ ! '::...
               /    ,/      r'´◎;;:;:/~~`\)`ヽ、   .;;ヾー '', ニ -‐-ゝ、_:,     _,
       / ̄ヽ、   _,./  .:   イ       ;:;:/~~        .._ `ヽ 、 :.;;;`i{ヾ  `'::'    ̄ 下、
     _,,/-‐ ''ヽ 二゛ ´  .:i. ,ィ゙          /             ̄ `ゝ、:;ヾ:,ヾ   '::...,   i, ヾ"
───´─‐- 、      , / j──────‐/                    ': ``ヽ、ヾ   ':.. ,ノ ':., ヾ
         `ヽ、 __,ノ‐一''゛          /                 ': .:' ::゛T'ー、-ー'´:,   ':, /

┌─────────────────────────────────┐

  だめぇっ!
  やる夫っ、やる夫ぉっ!
  明日も、明日も絶対来てっ!
  三日に一度じゃ、私、狂っちゃうからぁあぁっ!!

 (                            。
.                        、
.                                 。
.
.                                   、
.                                     。
.
.    。

└─────────────────────────────────┘



210 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:31:22.40 ID:ti6tmhoo [62/102]
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                        ・
                        ・
                        ・



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211 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:31:51.29 ID:ti6tmhoo [63/102]

                     /       '    ゙''‐- ..,,_,,,,
                    ,,イ|                  ''
                     i | :::::::ヽ::::ヽ::::::ヾ::      '
                      i i \\\\\ヽ
                    !  | i             __ノ
                    i!  i i!            /
                    ゙i!  | i          |_
                     i  i ゙!           ̄ノ
                    ゙、ii! ゙| i
                    ヾ!トl ゙i          i
                     iiミ! ハ             i
                     i!ヾ!i ゙、!         , '
                     !ヽヾi  i゙、  ___,,,/
                    、、iヾミヽ ヾ''~|

┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんは段々おかしくなっていったお。
  呼び出す回数が多くなっていたのはもちろん、
  最初は、絶対にダメだっていっていたキスも……。

└─────────────────────────────────┘


                  ,,イ|                i' i"
                   i | :::::::ヽ::::ヽ::::::ヾ::    ゙、 l
                    i i \\\\\ヽ     )ヽ
                  !  | i            ,,ィノ <
                  i!  i i!            /i/   \
                  ゙i!  | i          /⌒' 、 r'⌒゙i
                   i  i ゙!         ん、,,__ヽ{,__,,,r''
                  ゙、ii! ゙| i           ノ    。 `i
                  ヾ!トl ゙i          i  。l     |
                   iiミ! ハ             i   ° ゙、
                   i!ヾ!i ゙、!         , '       `ヽ、
                   !ヽヾi  i゙、  ___,,,/           ` ―-、
                  、、iヾミヽ ヾ''~川リ i i゙、                ,|

┌─────────────────────────────────┐

  次第に魔法使いさんの方がやる夫にしてきたお。
  それどころか、もっと舌を動かしなさい、と言ってきたお。

└─────────────────────────────────┘


212 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:32:27.66 ID:ti6tmhoo [64/102]

:ヽ.!::::.l::|::::::/:::.!:.!.!llllll′             l、           l:|:::l::.!:::::::l  l:::.!
::/'!|i、.l!:::::/::::l:::|::}~′                  l>          l::l:::.!:.!::::::!  |::.!
/::::::`|l||,、|:::::/:::.!::l                   !′       !::.!::|::.!:::::|  l::.!
:::::::./ :::l'|'l!''''l!:::::|:::.!                       ,i|:::::l::}:|::::.|^' イ:i′    実は、私、やる夫に
:::./ :::::::l|:il|::::l:::::::|::::l             ―ー''`      ,/||:::::.!:|::|:::/ i./ \    一目惚れだったの。
ヾ:::::::::::|:/l!:::}::::::.!::::ト、                      i/::::||::::::|.!:.!:il. 〃   .`i、
:::::::::::,,i|:i!ll|:::|:::::::::l:::::.! \                ,、´l|:::::.!!:::::|「.!iliil!′     .l l、
_, / .7.! l|::}::::::::.!:::::.l  `-、、            / .l;:.|l:::::|:|:.、iトil~.!!|       .l ll.
;:;:;:;:;:;: |:|'i,リ::|::::::::::.!:::::.!    .`'''- 、,,,      . /   .|;:.!|::::|:}:/:i{::::||::|       .!i!l
;:;:;:;:;:;: !:!;:.'ト:|::::::::::.!::::::.!         ̄'''''''''''|´    .!;:|.!:::!:|// l::::||:::l      / :|


┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんがおかしくなったことに気が付いたのは、
  魔法使いさんが、やる夫に「ずっとずっと愛してたの」
  って言ったときだったお。

└─────────────────────────────────┘


                  _  __ _
                 く〃  ,、,、 ヽス
                 Rレ从|""|从!R.|
                 | (|─‐ ─‐|)│  セイバーったら、
                 |l人  ヮ uノ| i!|   また厄介なものを私に押しつけて……。
                 ノj |::ブ千弋::| 八
                巛小f レっ! |小 》〉
                 "7├‐'´ー┤7 "
                   |┬r┬.|
                   |_|_|__|_j|
                   ├|   |┤

┌─────────────────────────────────┐

  どう考えても、魔法使いさんは初対面のやる夫に
  恋愛感情なんて抱いていなかったお。

└─────────────────────────────────┘


213 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:33:07.55 ID:ti6tmhoo [65/102]

            {  ヽ,. '´       \_ /´  `ヽく、
            ,>/          /{     ∨
          / /   ,.  /∨l  i  \ ヽ、     !
          \_,l   i  !  |´ ̄|   l、  |`ー',     |  厄介なものだけど、
            l l  i{  |  |:::::::::|  ハ ,ハ /l     !  興味深くはあるわね。
            | ', |i∨人ノ::::::::::!ノ::::人::::::∨::l     |
            | ヽ!l<  >:::::::::::<  >::::::::l     !
            l   i l:::::∨::::    :::∨:::::::   !    l
            ',  l八             ,.rrー|    /
            ヽ !  \  ⊂つ   /、!l l |   ,'l
              |  l i >┬―…T´  `ヾ.l   ! !
              |  l i {   `╋…´      l   ! |

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫の体液が毒ではあるものの、魔法薬の材料になったり、
  万能な触媒になる、ということを知ったときも、
  別に心引かれた様子なんてなかったお。

└─────────────────────────────────┘

                     ____
                   //   \\
                 /( ●)  (●) \
                /::::::⌒  、_!  ⌒::::: \
                |     'ー三-'     |
                \              /

┌─────────────────────────────────┐

  仕事を真面目にこなしていたから、とか、
  こつこつと関係を深めていったから、恋愛という形になった、
  なんて勘違いにようやく気づいたんだお。

└─────────────────────────────────┘


214 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:33:55.58 ID:ti6tmhoo [66/102]

                      ____
                     /⌒  ⌒\
                   /( ―)  (―)\
                  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
                  |       |++++| 」_ キラッ |
                  \     `ー''´ l   /

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫はそのことに気づいて、ようやく見つけた平穏の日常を
  捨てるか捨てまいか数日悩み続けて、やっぱり街から逃げることにしたお。

└─────────────────────────────────┘

                        / ̄ ̄ ̄\
                      /─    ─  \
                      / (●)  (●)  ヽ
                      |:::⌒(_人__)⌒::  |`ヽ
                   ,ィTl'ヽ\  `ー´    /`ヽー;、
                   kヒヒど, ((        (({⌒Yィ 、 ソ
                     `´ ̄ヽ      ハヽ/`^ー′
                         ヽ   ` /  '}
                          >   /ごノ
                       __,∠     /    キュムキュム
                      〈、    /


┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんを放って逃げるのは、無責任な気がしたけど、
  今一番いいのは、魔法使いさんから離れることだと思ったお。

└─────────────────────────────────┘


                         ____
                        /      \
                       / ─    ─ \
                     /   (●)  (●)  \
                     |      (__人__)     |
                     \     `⌒´    ,/
                     /     ー‐    \

┌─────────────────────────────────┐

  でも、何もかもが遅かったんだお。

└─────────────────────────────────┘


215 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:35:03.81 ID:ti6tmhoo [67/102]
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                        ・
                        ・
                        ・



─────────────────────────────────────

216 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:35:41.66 ID:ti6tmhoo [68/102]

_____________,
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||  コンコン
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
| ̄| ̄| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||  リン、いますか?
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||  少し、やる夫に関して、相談したいことがあるのですが。
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 0 ||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`



      ____
     /⌒三 ⌒\
   /( ○)三(○)\    えっ、あっ……
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|     |    ま、不味いお、騎士様に、見られる、お。
  \      `ー'´     /
    フ./ /l | .l^-、'    ウジュルウジュル
   /,,/ / l | .|\ \
  (_// /i . i | |ヽ_)、_)
    し l__l_∧_i



217 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:36:37.37 ID:ti6tmhoo [69/102]

                        ,   - ,‐――- 、 _
                   /⌒/   / -、  ∧__{´  `V丁
                  ノ⌒y'  `     \l ヽヘ.   ∨
                 <  / /  :r vェ、 ヽ ヽl>ー l    l
                      >‐|l l l |" " :l  !  !lヽ_}|  l  |
                 \く|l |l l| l|   :l| l|  | ! }く__|  i  |
                   |ヽヘl {ト{从   リ_ル_斗レ彡=|  i  |  ……。
                   | i r f代圷 ヽ'´弋乏ア ノ}:| ,′ |
                   | i ヽハ`///j //////u _ノ/ /  /l
                   │/ j_,ヘ、 -―――‐‐<∨ /  / ハ
           _..  -=ニ二 ̄ ̄/.:::...:::::.:::       .:.: ̄}∠/ l
          {::.:.:..    x -―  ニ二つ'__    .:.::  /   ̄`ヽ
          l::.:.:...::...::./        t-‐-`⊃.:.:.::::: :l      !
          |::.:.ヽ.:/         z、\  .:.:.::::: .:.,′    l
              l::.:./    /` ー-、ヾ、\‐'...:.:.:::  .::/     ∧
          l/    /  ::.:ノ:.:.:.\)\)::.:.    .:/     / `、
          /     /:ヽ      :.:.:、_:.:.   .:/     ∧  ヽ
            /     /::.:.:.            :.ヽ .:/     /     ',
        /     /::.:.: :.:.:.            :..∨      /  :j    }
         l     イ::.:.:.::. ::.:.:..       :.:. .:./     /}  /   /
        `ー―''´{ :.:.:.::.:.:.::.:.:.::..... .     .:\.:/     / j  {   (
           ノ ̄`ヽ、__      ___/     / {   ヽ\ ヽ
           >'゙        ̄ ̄ ̄           /=〈ヽ  } jノノ
           {     _               /    ∨j/
           ,ゝ-‐<´/ ¨7 ―――――--- イ _x.=lv┘
          /::.:.:.::.:. / .:.::/.:.: :.:.    .:.\::.:.:.::.{   ヽ



         ヽ:::/     /::::::/_,,... -‐‐‐- 、 _
          >!      l:::::シ´ _,. -‐ ''" ̄` `ヽ、
        /;'     ...!::::::ヽ、´  ,     ヽ `ヽ、
       く::::::! .    .:::|____r' / /  /   ハィ⌒ヾ、
        >::! :    ::::l::::::l / ///、,ィ' /!   /、,,:;!i   ヽ
        ヽi :    ::::レ'ヽ/ l/_L/,_ト/ ! ,イ l  l:l:   ,`、‐-、   わかったわ。
         l :    ::::l l 〉'   '`7-ヽ.`iX !|  / , ;i.  i:.. l::::::::>  入っていいわよ、セイバー。
         | :     ::l (    `ヾ;シ^'   __,ノ_ノ/::! , l::::レ'´
         l :.:    :::し,          ´ィ=z、_7///:::/!
         l: ::    ::::::!i         、 ゞ-',.゛イ〃:/::l
         ! :::.    ::::| ヽ、     _ ...._ ´  /  i :l ::! ̄´
        / l ::    .::::|  \   ` ー '  , イ  | .| :|
       / / :    ::::::|    \    ,. イ::::|   l .l ::!
      /  / .:    :::「丁!‐‐‐「! ̄ ̄`!::::::l:::i:::..:  l .l ::l
     / .:/ :::    :::| l l   l l  _,,,_l:::::::リ:::   / i:::l
    / ..:::/  ::  ____,;;シ'_//,___ l_l/ ............´  /  /::::l



218 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:37:39.90 ID:ti6tmhoo [70/102]

      ____
     /⌒三 ⌒\
   /( ○)三(○)\    えっ、ちょっ……
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|     |    やる夫はまだこの格好で……。
  \      `ー'´     /
    フ./ /l | .l^-、'    ウジュルウジュル
   /,,/ / l | .|\ \
  (_// /i . i | |ヽ_)、_)
    し l__l_∧_i



            _
        /| |ミ
      /: : | |
___/ : :::::::| |______,
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
. . . . . | |:::::::::::::::| |          ||
| ̄| ̄| |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::()):| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
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|  |  | |:::::::::::::::| |          ||
|  |  | |:::::::::::::::| |_____||
 ̄ ̄ ̄\ :: ::::| |
      \ : :| |
        \|_|



219 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:38:05.88 ID:ti6tmhoo [71/102]

      _,,-‐‐-、
     ,r",r' ̄`7ー` ̄ ̄ `ヽ、
     レ´ ,r'´'´       ''`ヽ、
      ,f,.' ,'  ,' i i ',  `、 `、
      f.,' ,i'  i  i'i ! .i,  i  .i
      i i ,i  ,i  i .i i,  i,  .i  .!
      i ヽi、__,i,,!-i' i,ーi、,,,,i、__i  .i  ありがとうございます、リン。
      i  i ヽ! ヽ!  ヽ,!` 、i`、!  .!
      i ; i`ー-‐'   `ー-‐' i ; i  このところ、やる夫は毎晩離れから抜け出して、
      i ; i'、///    /// ,'i  ;.!  どこかに行っているようなのです。
      i ; i>ヽ、  _   /-! ;/
      i, ; !ヾ,;/`iー--‐i'´ヾ;,/i ./
.      i,_i, i;;;</ `ー'7k''´'`、;i;;;レ,_
     ,r' ヽ! _>-ーi''''iー-<  f´ `、
     !   `、ヾ:.:,r'7-iヾ.:.:.`;/   i
     !    ', `i-"! !:.i`ー'/    !
     i    .', ,!:.:i  !:.:i,./     ,!



.         //  ./    .  ト、  \     iX 〉
         レ'  /   .  l .| \  ヽヽ  j//〉
           i   l __l__,|   ヽー 土|. l||'/〉  あ、いえ、別に疑っているというわけではありません。
           | l . !´ l___|    レ'::::::「 l|| く
           | i、 V ,ィ´:::::ト、   八r;::|  l||  }  やる夫は不幸にもあのような体になってしまいましたが、
           | Nヽjハ 入rj      ` |  l|| メ   彼は真面目で信用に足る立派な人間です。
              从 i  ハ""´   .    ""|  l||  \
                 | i l > .    、  /|  l||\_/
                 | l |'儿 >  __.イ__ ,リ /リ  〉  彼の語る出自を調べてみると、確かに領民から慕われている
                 | .ル |____/_j ̄|| ̄  レへー '   行方不明になった貴族の子息が確かにいましたし、
                 レ'´ |  \___八_     / 7ー 、
            /⌒`|   /L.j\` ̄´ 、 レ'´ ̄', 彼を生け贄に捧げたという村での摘発により、
            |   }/ / / Vハ \   V!.    | 邪教の儀式跡が発見されました。
            |  / /   / o〉 l.  ',  ヽ   |
            |  i  \ /  /  |_____〉  } / ,'



220 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:38:31.83 ID:ti6tmhoo [72/102]

     〈〈    rァ'´                \ト、
      ゝ._  , '                  、 V〉
         /    , ' /             ヽ i .〉
.        /    / /  i .l ハ、   、     i 〉  な、なんといいますか。
       / /   ,'  i  i l .l l  li ヽ.  ヽ   l  | 〉  私はこういうことに疎いので、
.      ,' //  . i,. -┼十i´| l  li `ーi -- i、  l  V〉  彼が夜中を抜け出している、ということに、
      | ll i  i | ,ィ== くN |   リ  ノ  ノ `  il  li    どういう対処をすればいいのかよくわからないのです。
      | li l  l |〈 ir' ::i |     ,ィ= く   il  il  .!
      | ll i  l | ヽ|t--'.|     7r':::i ト、.ll  li  |
      | il l  l !  ー‐'     |t--' ノ 〉ll  li  |
      iVl l  i i          ー‐'   /li  li  |  ……リン?
        N  l ト、"""   '    """  / |i  il  |
         ',  i   \    _      .イ  リ  li  |
         ヽ い /i ト .    ,. ィ´ \ /  .il  |
.          〉、〈, へ   ̄   jへ  \ レ1ll リ
          〈_ハ/   \   __/  V  / レレ'レ'へ


221 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:39:44.20 ID:ti6tmhoo [73/102]

                     _____
                    /       .\
                  /        .\
                ./ ―    ―    \
                〈   (●)   (●)     .`―- 、_    ……。
                人    (__人__)     ..:.:.:.:.:ヽ! :|: : .`ヽ
              / . : ..:.:.  ` ⌒´     ..:.:,.:ニニ/: :|: : :/⌒ヽ
              l : : : ,∠>.:.:.:、 _,.:.:.:.:.:.:/\ヽイ: : :l<⌒ヽ: : l
              > ´. : :┌┐、: :) ノ. : :∠:_ :イ、゚〉:ノ: . \ノ ノ
             (: . . :<>⌒ノ∠二 / . : : : : : : : : . _ ∠厂
              ` <>´ ̄. : : : : :( : : :( : ¬: :二└‐´
               / ,-、_, ¬: :二-へ、: .ヽ ̄
               レ' ̄   ̄



              /       ヾト、
             /     __,. -¬ベY弋¬=- 、.__
                 厂/ , --  ヽ}}        \}_
                fブ ̄/              \ ヽ
              /ィ' /               ヽ.   :ヽ|
            ,/イ゙///  /          ヽ   ヽ  :::ト、
           // 」1' / .//   ,    /i   |:i ヽ i. ト、  ::∨
           〃 〈_/ / /イ',   / ,    / |  | | :::l ヽ!!  i:::::ト、
          /    ∧.イ / /  / /   /  |  | ト、.:::| リ  i:::::iV
         /   / ,.! .〃 /  / /:l   /   |   | |. |::::|:..}  .!:::::トト
         ,'    〃/ V/' / 下lメ、l ./     | ,|, ィ'|::.Ⅳ i. トi::::|ハ!  ……。
         {   // /ハ./  厶==ミ_メ、     イ,.|==tド/ ,ハ | ト、| |
            l/ 〈/ .i:::liく ら!::::j:i`      う!:::j::!/ ,ハ ハ:::::|
              j! i:::ハ. ヽ辷ゾ        .ヾ二ソ' /./ |. i:::|
             〃 i::|∧           :.     / / ハ! ,ハ. i::|
             / |  i::|〈`ト、       :i     / / // |i | V|
            〈 |  i:::| |:::::|\     ,.. ..、  / /,.1/  ハト. ||
             Ⅵ  !::| |:::::|  ヽ     '    / /' ,}! /イ|| |.||
              || i:;ハ.|:::::|  _,|::>  __. イ,.イ、. 〃 /}  ||. || |
              || !' |ハ:::ヽ「`_`ー―---一''´_'フ/ /_ノ  || ハ.|
          ___   | .|/||::ヽ__〉|:::: ̄ ̄| } ̄ ̄:::::/./二`=-―、.||


222 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:40:24.84 ID:ti6tmhoo [74/102]

              / /            \ \
            / /           _ __   \ \
          / /          _l>'┴┴〃、 ̄`ヽ\
.          / /        ry'i/  ̄`  -ヽ  \ \
      _,,,,/ /         <Yト/ //     、 ヽ  _,>,べヘ、
   .  くYi廾ーァ-rぅァ、   く\ }N i'_/,.イ/! } } i |rベ >' Kへ、
    /:辷Y,〈 {.〃ー- ..__ _,ィ二_{{| lィfト、ノ}ムL,ノいリ.} {_,レ'⌒''\_>
   く./    ^ヘ.|ト-,、._   i   ___゙l ド┘ , {;ソ>;メイムレ'´
   .          `¨    ̄\〃⌒l ト、 i'ァ _,.ィ|  |       ……。
               _. ィ-「ドIr'^∨辷匸___丿} .|
            _ /|  入ヽヽ≧x__,∠_   j/
         __r '´ | _,|'´  ヽ `ーェ′} ヽ ト、___
      ≦ソ |  ,.イ  \   /   \」_  .} | ヽ<
      <|  レ'´  !   `vl!      \ヽ.L_,>  }く_
      Σl   ',   \  _/ |!       >、    K_

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様はやる夫を心配してくれていたんだお。
  深夜の不審な行動をやる夫から言い出すまで待っていてくれたんだお。
  でも、やる夫が街を出るかとどまるかを悩んでいる姿を見て、
  魔法使いさんの家に相談に来たんだお。

└─────────────────────────────────┘


         >ー‐-;.;.;.;.;.;.;.;.}  /  /   ノ ヽ  ̄ ̄ ‐―‐--.:.:.:.:,;,;,く
      /;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;>} / / /   / ヽ    __,. ノ.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.)
    /,:,:,:,:,:,:,:_;:-‐T ̄/ ,' / / / /  / ∧ヽ <二_;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;;.;/
   /_;:-‐ニ ̄ /// / |レ i / ,'  ,:'ヾ゙`゙´゙´^Y  // ` ̄ ̄ ̄ ̄i
    ,  '´ //  / /  i i! | i| |i  /      ,' //i  i!  i  |  |
  // / /  / /  イ | i  i i| ハ     / /// /|  |  i l |
// / /   / /  / i  i | iサVー‐-   / / ノj_ 」 i  i ,' i
/// /    /    / i  | ',リイこTk    レ'´く_じ}jノi! i  |  i |
//  /   / / / i  i ヽ」i `ー‐┘          | ,:'  i  i|ヽ
/  /    / /  /  |  i : ;ヽ        :       i /  |   ! !
 //    / // i  |  /; : ; ハ      . ;       /   i   | |
//  / /  / / i   | i : ; : ; : ヽ.     `'      , '/  /   | i
 , , '  //  / /  i!   i | ; : ; : ;/´}\   ‐ ‐-一  /, ' , /  /  ! i
: i    //  // /!  /| i ,.-‐ ┘ ',j \     /,i , ' / /   |ノ
:.|   // //  -‐サ ̄ i ', 〈  、  ヽ、 `  -‐'´/, ´  /   /レ

┌─────────────────────────────────┐

  でも、魔法使いさんはやる夫との逢瀬の真っ最中だったにもかかわらず、
  騎士様を家の中へと入れたお。

└─────────────────────────────────┘


223 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:40:56.15 ID:ti6tmhoo [75/102]

                          , ⌒,ー´ ̄`<,
                           /ルr,ヘ `!彡',)
                           {ハトィテ| 圷,ッl)
                            く_` | lーイ´ヽ
                            __`r==彳ト-ト- 、
                          / /ヾ-´ヽ、 `!`! ヽ
                          ヘ`、,'´ψ ` 、-!、-、_ /
                           {ソ',-、_ /_ ヘミ、 {
                           | l) | /__`!/∨ ',
                          r r-、≠_r---´-、',ぃ----
                        ┌-'/ /  |    ヘ r-、 |  |
                        ,'  /  l   t 。   、!┐| ̄|

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様は化け物の姿でいたやる夫を見て、腰元の剣の柄に手を当てたお。
  ただ、やる夫はそれに対して脅えて、部屋の隅へと逃げたお。

  そして、騎士様は、やる夫が襲ってこないと分かると、
  剣から手を離したお。

  「とにかく、説明をしてください」と騎士様は言ったお。
  けど、やる夫が説明をする前に、魔法使いさんが、
  騎士様の後ろから、騎士様を撃ったお。

└─────────────────────────────────┘


                   \  |
   |\  / ̄>ー 、   _     i| /
   ヽ、`r'ヽ/   ヽ  ヽ./ /   ─  ─
   、-' / iィ /   / `´ヽ!ヽ`>    |i  ∩
    `>i  ! i//\!    i/ij {       / }、
    j i  ! !ヤ,ヽ  r'j/ i  !     ∩/  }
    i  !  i ヾ~    `ノ i  !     r  _ノ
    i  i  i  !>  ̄ イ ! i ヽ    /  >
    { ィ\ ノ、 ̄∧∧、 i  i ノヽ  r   /
    !/    ) \ ヽ l <! ヽーー'´   /
    !   /  /_/ヽノ ノヾ/   ノ
    !   ∧   〃| リ|r  )ー  ´
    i \〉 `>   ! | | )/

┌─────────────────────────────────┐

  至近距離で魔法を命中させられると、
  いくら強靱な騎士様とはいえ、気絶してしまったお。

└─────────────────────────────────┘


224 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:41:22.83 ID:ti6tmhoo [76/102]

                      ___
                    /     \
                   / ヽ  /  丶   え?
                  /  (●) (●) ヽ   な、何が起こったんだお?
                  l::::⌒(__人__)⌒:::u:l
                  \  |r┬-|   /    どういうことなんだお?
                  /フ./ /l | .l^-、'  
                  /,,/ / l | .|\ \
                 (_// /i . i | |ヽ_)、_)
                   し l__l_∧_i__l

┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんは気絶した騎士様を担ぐと、
  家の外にある、地下室の入り口から地下室の階段を降りたお。

└─────────────────────────────────┘


                |      ______  ______  ______
         /|   |    /_____//_____//_____/|
       ../  |   |    || £ △ 〓 ||  || ̄0 ̄ ̄0 ̄||  ||llllllllllllllllllll||  |
      /   |   |    ||==========||  || ̄0 ̄ ̄0 ̄||  ||==========||  |  ____
        ||     |   |    || §∇ Ω∧||  || ̄0 ̄ ̄0 ̄||  ||[[[[[[[[[[[[[[[[||  l/
        ||     |   |    ||==========||  || ̄0 ̄ ̄0 ̄||  ||==========||  || ̄ ̄| ̄
        ||     |   |__||Α▲⊿凸Å||  || ̄0 ̄ ̄0 ̄||  ||[][][][][][][][]||  ||   [|]
        ||[]   | /   .||==========||/||==========||/||==========||/||__|_
        |l     /
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     /      /                    / |
   /      /                     /   /
 /       || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||  /      / ̄ /| γ´ ̄ ̄ ̄`ヽ
          ||____________||/       ./ ̄ ̄]/| ゝ.____ ノ、
                                      / ̄ ̄[il |〈`  ̄ ̄ ̄,´;;;;〉
                                  /      |  ┏:\_,,,,,;;;;;;;/:┓

┌─────────────────────────────────┐

  前はよく魔法使いさんが籠もっていた地下室は、
  大きい鍋が片づけられ、やけに小綺麗になっていたお。

└─────────────────────────────────┘


225 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:41:34.60 ID:HPDwvYYo [1/2]

嫌な予感しかしねえ……




226 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:41:49.97 ID:ti6tmhoo [77/102]

            ,}{}{                                         {{_}}
         {{ }}                                    〃
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: : : : : : : : : : : {! |!   | i}: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ./)、: : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : 廴__,.ィ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : / 〈:{ ト、: : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : |    ヘ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :j   }しハ !: : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : |      ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /  .ノ   }j: : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : {     ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ,x《      ノ: : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : !       ',: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 〃\\__,/: : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : :l        i: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /´\  )ァ′: : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : :l        l: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : /    `>'´: : : : : : : : : : : : : : :

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様を手枷に嵌めて、その上で、前もって地下室の薬棚に作り置きしてあった薬を、
  騎士様に振りかけたお。
  その薬が、やる夫の血から作ったものだと、匂いですぐにわかったお。

└─────────────────────────────────┘


       `}>/:.:.:.|:.:.:|:.:|:.:.:{   ヽ:.}:.:.:ハ:.ル:.:.∧ソニ|:.:.:.:.:.:.:.:.|
        ソ三!:.:.:.:|:.:.:{:.:.、:.:.',   }ハ:/_}:升ノj レ}ノ:.:.:.:.:.:.:.:.:|
       /三{:.:.:.:.|:.:.:ヽ: ト、:.{   ノ ノ ソ / __,,/|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. |
       ←┬ハ:.:.:ヽ:.:从乂卞ミ、    ≠" ̄ |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{ /⌒   さ、お膳立ては終わったわ。
         |:.:.:.:.\:.:\ムチ夭;爿         ||:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∨   |
         |:.:. .: :.:|\∧、 ゞ= ’  、     リ|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.f   ノ
         |:.:. :.:.:.|:.:.:.|:.:.ヾ、     _  ノ   ∧|:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:/  .'
        ノ:.:.:.:.:/|:.:.:.|:.:.:.:|:.>..         , '  |:.:.!:.:.:.:.:.:ノ   /'⌒ヽ_
       /:.:.:.:.:.// :.:.:|:.:.:.:|:.:|:.:.:.|夂r‐---≦===|:.:j:.:.:.:/  、 ノ     }  ヽ
     /:.:.:.:.:./〃:.:.:.:|:.:.:.:|:.:|:.:.:.|:厶` ̄ ̄   ノ:/>'  _  /    ;   , \
    /:.:.:.:.:./  弋>=ニニ)'ー┴ヘ}  ( ̄ ̄ ̄ ̄     \/    ,′ j  }
  /:.:.:.:.:./   /´|           /)`ー‐ァ‐=ー‐、   /    /  ,′ !
,イ:.:.:.:.:.:./     /  !       ___o//_o_/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.)ー-、 ヽ__ノ  ノ  ノ
:.:.:.(:/:.:/     ,  {  ∨   ゝ―ァ r‐/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/   ` 、_二ニ=<__.イ

┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんは、ただ一言、彼女を犯せ、と言ったお。

└─────────────────────────────────┘


227 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:42:28.29 ID:ti6tmhoo [78/102]

                         _____
                       /U::::::::::::::::::   \   ……カチリ
                      /  ::::::::::::::::::::::    \
                    / ;;;;;-──::::::::::::──-  \      ■■■■■■■■、
                   / ::::::::::;;;;;;;;;;;;;:::::::::::: ⌒__丶  \     ■■■■■■■?
                 /  ::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;′:::::::.....'::. ) .ヽ   \
                 |  :::::::::::::::::::::::::"ノ :::::::::.... __ ..丿    .|
                 |  U:::::::::::;;;;(;;;;;;;_ ノヽ.____)    U   |
                  \  ::::::::::::::`ヾ: : : ::..   ../       /
                   \ ::::::::::::::::::` ̄:.⌒ "     /
                     〉三三三》:;;;;;;;;;;;;;;;;::《三三三〈

┌─────────────────────────────────┐

  怖かったお。
  逃げたかったお。

  命の恩人でもあり、こんな異形になってしまったやる夫に
  理解を示して、優しく迎えてくれた人に、酷いことなんて出来なかったお。

└─────────────────────────────────┘

                          ,,,__∧∨ __
                  |\∧ ,.- . : : : : : : :/   ∨ _/
                 r┴┴┴ァ : : : : : _/_∧  ∨_二Z
                 <二7 : : : : : : : : \_ V 廴_{z
                  ハ∠/V^Y:`ヘ :/:`: i^: : ∨ 廴N^ー'
                 ∑∨: i: : !: : |‐ー'|: :|: :| : :|: i: : : : |
                  |: :| : l: : l: : :|   |: ハ :| : :|: :}: : : :|
                  | ∧: l: : \ |  レ斗ム: /: /: : : :|  もちろん。
                  |: :∧:ヘ::fT ヌ   イr ヌ7ん: : : :|
                  |: : : ∨リ代 ノ    入,,;;ノり : : : :|  セイバーは初心で、精神力も強いけど、
                  |: : : : : : :ゝ _r_っ__,. イ : : : : : |   やる夫が小一時間も嬲ってやれば、
                  |: :ゝ\/7: :/ ー‐'ノ \: : : : : |    確実に折れるわ。
                  |: : :{ ヨ/ v'´ ;'     \: : : |
                  }: : : T  / : : ´: : . .人   ヽ: : {  明日にはなれば、手をぱんぱん、と叩くだけで、
                  { : : : ゝ/    . : :レ'  /: : :}  股を濡らして、スカートを自分でまくり上げる、
                 从: 人:辷二__;;;〈  /从: : :ム  インスタント肉便器ができるわよ。
                    // /  | l ヽー ク、
                  / / /  |  l  \ /    (やる夫はもう完全に化け物を自分の支配下においたわね)
                  ー─、_,、_ j、_⊥_r<
                     ト---イ lー‐. .イ

┌─────────────────────────────────┐

  でも、魔法使いさんは本気だったお。

└─────────────────────────────────┘


228 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:43:07.77 ID:ti6tmhoo [79/102]

             <i:i:i:i:i:i:i:i:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\i:i:i:i:i{:.:.:.:.:.:.:i:i:i:i:ゝ
              \i:i:i:i/:.//:/:.iヾ"ヾ;.:.i:.:i:.i:.:.У:i:i:i:.:.:.:.:.:.:l/
               /i:i:i:i:. i:i:.|:i:.|   |:.|i!| |Ki:i:i:/i:i .:.:.:.:.:.:lヽ
             ∠i:i:i:i:i:iリ:.:|:|:.|ハ:|   |:.|ハ!从乂i:i:i:i .:.:.:.:.:.:l/
               |ヽi:iハ从斗气    |/千笊'厶彡|:.:.:.:.:.:.:|   全くもう。
               |:.:.:.:.:.:.|∧x=、  ′ィ==、γy|:.:.:.:.:.:.:|   私に親友を売らせたんだから、
               |:.:.:.:.:.:.|::∧           .(ノ|:.:.:.:.:.:|   やる夫も鬼畜よねえ。
               |:.:.:.:.:.:.|::::ハ   ' __   /トイ|:.:.:.:.:.:.:|
               i :.:.:.:.:.:|::::::: i\ ` ー ´  イ |i:::::|:.:.:.:.:.:.:|  (精神面で影響はうけたはずだけど、
               l:.:.:.:.:.:.:|:::l:::::l:::::::>_ __<__..|i:::::|:.:.:.:.:.:.:|   今はもう完全に制御できている)
              ハ:.:.:.:.:.:.|:::l:::::l::r/ 小::i    ___ゝj:.:.:.:.:.:.:|

┌─────────────────────────────────┐

  なんでそんなことをするのかわからなかったお。
  でも、少なくとも魔法使いさんはそのとき本気でそう考えていたお。

└─────────────────────────────────┘


                         ____
                        /       \
                      /      ―   ‐   ■■■■、
                     /        ( ●)  )   ■■■■■■■。
                     |            (__ノ、_)
                     \           `_⌒
                     /           \

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫は……。

└─────────────────────────────────┘


     ヽ   /::::::,::/'!\/:::/l/   j::::::/::::::::::/:::: /::::|!:::::::::::::::::::::::| :.\    ふふっ、わかっているわ。
   、 _ \ ./::::::/:::l7トj/;ト:::l !   /!;::/:::::::::::/:: ,/:::::::|!:::::::::::::::::::::::|: : : :\   後で、私にも、構ってね。
       //!:: !:::::ト!イル|!:::l    ' 7/::ー:.、::/::!:/::::::::::|!:::::::::::::::::::::::|: : : : : :\
       ` ヾ/:::トl! `′ヾ'   , ノ=li::/_::/!:,/:::::::::::::,i::::::::::::::::::::::::|ヾ : : : : : ゙ 、
         l/: |         トひメゞj/::jl:::::::::::::/'::::::::::::::::::::::: | |!: : : : : : /
         /i::ヘ           ` ′`j/::rl:::::: /::l!::::::::::::::::::::::: | l: : : : :/
           !   ヽ          jノ/!;;;/:::::i!.:::::::::::::::::::::: | レ "
           ヽ  、__            jノ!:::::/::::::::::::::::::::::::: |
          l!  ゙、            /  /!〆:::::::::::::::::::::::::::::|
          |l   |i、_    _ .,  ,イ  __/-!l:/!::::::::::::::::::::::::::: |
          Y     l :::  ̄´r ‐-../- ´:_ イ !/:,,:::::::::::::::::::::::::::::|  (今だって、私の心の声を盗み聞きしているんでしょう?)
          j|    |::::::::: /  /      /|::l!::::::::::::::::::::::::::: |



229 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:43:36.58 ID:ti6tmhoo [80/102]

                                ∩_
                                〈〈〈 ヽ
                        ____   〈⊃  }
                       /⌒  ⌒\   |   |
                     /( ●)  (●)\  !   !  特濃の毒をじゃんじゃん作るお。
                    / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l  マイ・サンズの先端の針から、
                    |     |r┬-|       |  /  毒をどんどん出すお。
                    \     ` ー'´     //
                    / __        /
                    (___)      /

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様は強靱な精神力の持ち主だったお。
  魔法使いさんの作った薬の影響を受けながら、
  凄く長い時間耐えたんだお。

└─────────────────────────────────┘


                             (ヽ三/) ))
                         __  ( i)))
                        /⌒  ⌒\ \  あるぇー。
                      /( ●)  (●)\ )
                    ./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\  そんなに足をおっぴろげて
                    |    (⌒)|r┬-|     |   どうしたんですかお、騎士様。
                    ,┌、-、!.~〈`ー´/    _/
                    | | | |  __ヽ、    /    まだまだ我慢くらべは始まったばかりですお。
                    レレ'、ノ‐´   ̄〉  |     婚約者さんにせめて一時間くらいは操を立てましょうお。
                    `ー---‐一' ̄

┌─────────────────────────────────┐

  一時間もの間、騎士様は堕ちることに耐えたお。
  普通の人間であれば考えられないくらい長い時間だお。

└─────────────────────────────────┘


230 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:44:13.31 ID:ti6tmhoo [81/102]


    ヽ、 Y   \    \_
     ヽ \   ヽ    y:`ヽ
      ヽ、 ヽ  ヽ、  !:.:.:.:.',          _____
        \       !:.:.:.:.:i      ,. -‐''´     `  、
         ト、      !:.:.::.:.:ト、 _  ,. '´             ヽ、
       _,. 人:.:.:.`-ヾ、ヽ、!:.:.:.:.:;レ  /                 ヽ、
     /   ヽ、:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:j三´/
    /    u   ` ー-`ー‐'ー /       u
   /           j´ }n }  /
  /            /  ui/  '            |
 /      (     /   {{            | rJ
 i       |    ! , 、 し |          し'
 !       J   に彳イ、.、  |    !
 {  u       Y´ノ し'入ヽ__!    し        u       U
 i          /-、_  !_j´ト、',
 !         / r' し'´ー, r,し'ト、
  ',  u  U  / /   ! し' しイ',
  ',       i  F   i    入ヽ  し    |
   ヽ      ! !   '     !  ヽ      J
    \    ,'  !   ,     !   ヽ

┌─────────────────────────────────┐

  ふっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁんっ! ご、ごめんなさぃ、ごめんなさいぃぃっ!
  私が間違っていましたぁぁぁっっ!
  謝ります、謝りますから、少し、休ませてくださいっ!

  もう連続でイきっぱなしで、戻ってこれなくなるぅっ!

└─────────────────────────────────┘


                    ____
                  /_ノ  ヽ_\
                 /。(⌒) (⌒)。\   騎士様がなんで謝るんですかお。
               /::::::⌒(__人__)⌒::::::\  騎士様は別になーんにも悪いことなんかしちゃいねーですお。
               |     ヽr┬-/     |
               \      `ー'´     /


                    ____
                   /⌒  ー、\
                 /( ●)  (●)\   やる夫が騎士様を責めているのは、
                /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  完全にやる夫の趣味なんですお。
                |     |r┬-/ '    |
                \      `ー'´     /  だから、騎士様が謝ることとは何にも関係ねーんですお。



231 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:45:03.90 ID:ti6tmhoo [82/102]

        ヽ、 \\   \\ ` 、    )!  ,. '´             ヽ、
          ヽ、  \\    r、 ヽ(ヽ)`'( /                 \
            ヽ、  \\ t-、`ヽ、、_j  /             u      \
              >、 \ ヽ、、_r、_) -vイ     |
            ,. '´   ヽ、(⌒`し' r、`ーY     J
           /       `ヽ、 ふ(_ノ.!            ,
            /           (`ー´   ',            ',
         ,'      u     / `ー   `            ',
         ,'            i  ノヽ、 、 i
         |   u       r、 レ'´( f ト、ヽ i    U
         {         _,.うー',._ `_' し {ー、!
         ト、       `⌒YJ } fv') r-、し冫               u
         ! ヽ        /  ィ ノ / | / r/',ヽ
         !    |     /  `´  し' ー'r、 ヽ',     ヽ        i
           |    |     /  ,' ,'   ,' ,'  / /rij ',     |       し !    J
           |   ‘'     /  ,' ,'   ,' ,' /i (/ ヽ、 ヽ、    し      ´j{
           |     u  /  ' ,'   ,' ,' / ',   J   \          し


┌─────────────────────────────────┐

  わっ、わかりました、やる夫。
  それでは、私が持っているもの全てをやる夫にあげます。

  だから、だから、休ませて、くひぃぃぃんっ! また、またぁっ、中で出したぁぁぁ。
  中はダメって言ってるのにぃっ、なんで出しちゃうのよぉ……

└─────────────────────────────────┘

                     ____
                    /⌒  ⌒\
                  。o(゜>)  (<゜)o 。      おっおっ、本当ですかお。
                 /::::::⌒(__人__)⌒::::: \     じゃあ、騎士様のお屋敷を貰うですお。
                 |     |r┬-|     |
                 \      `ー'´     /( `´)   騎士様のふかふかベッドで眠ってみたかったんですお。
                /           \ノ ノミ
                |\ \・      ・ \____ノ

                      ____
                     /⌒  ⌒\
                   ⊂。(゚>) (<゚)。     騎士の位も貰いますお。
                ⊂ /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   実はやる夫は、子供のときから騎士に憧れてたんですお。
               ⊂  |    /| | | | |     |
                  \  (、`ー―'´,    /   騎士様のドレスももらいますお。
                  ( ヽ  _____ ././    お世話になった魔法使いさんにプレゼントするんですお。
                   \ \|  .,  レ゛/
                    .\旨EX ξン┐      それじゃ。騎士様とは、ここまで、ということですお。



232 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:45:29.35 ID:ti6tmhoo [83/102]

              _,. -----
          __,.-‐''
--- 、__,. -‐''               :::ヽ::.         <
                        .:.::::ヽ...           ヽ-―――
              ┌┬┐      !:::::::::!:::..
               ! ! !       |::Yソ:::::::
                ! ! !      |::::入::::i!:
                ! !__!   /  !::r':*::::',::!::        /
            _,.-‐' ´|  ̄    /  レ'::-::、:::!:!:        /
         _ -  ̄ _ -┐ |      {  レ⌒ヽヾyソ:.       /
      r'  _,.-''´   | | ヽ    !  !   ) Y        /
      └‐''      | |__  \  ヽ ! こく  ヽ ノ    /
             ,. -''  |   ヽ ヽ\ Y   ) く    /  _∠
         _,. -''  _,.- ''    r―ヽ ヽ|(⌒Y   ヽ /´ ̄
        |  ,. -''    ┌┐/ { O  ハ     )ヽ ヽ
         '´      | .レ /=r'   ヽ  ( / \\
              !  _! └'  ̄-┘   ハ   Y    ヽ
             _,.-'' _, r'´イヽ      !   }     ヽ ヽ
             レ '´ ! ! \\     !  .,' !(     ヽ ー 、
              / 7 ! |   X     ! ,' ! し) |    ヽ    !
              / /  |___! ┌┬レ^ヽ ! { ヽ   !     ヽ_ノ
             └┘     .|__レ' / ! (   (  !
                      < /  /   )   ヽ ヽ


                     ____
                   /_ノ   ヽ_\     じゃあ、やる夫はもう二度と騎士様に触れませんお。
                  /( >)  (<)\
                /::::::⌒(__人__)⌒::::: \  手枷、足枷も外しますお。
                |     |r┬-/      |  これで騎士様は晴れて自由の身ですお。
                \     ` ̄'´     /



                   ____
                  /⌒  ⌒\      ちなみにやる夫は逃げた鳥に対しては容赦しませんお。
                /        \     逃げただけならいいですけど、
               /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   のうのうと戻ってきて、頭を垂れてくる鳥にはきっちり躾けしますお。
               |     |r┬-|     |
               \      `ー'´     /    まあ、騎士様に至っては関係ないと思いますがお。



233 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:46:05.75 ID:ti6tmhoo [84/102]

                    ___
                   /      \     それじゃ、魔法使いさんとエッチするんだお。
                 /          \    広いお屋敷を手に入れたお祝いなんだお。
                /   ⌒   ⌒   \
                |  /// (__人__) ///   |  これから毎日、あのお屋敷でラブラブエッチするんですお。
              . (⌒)              (⌒)
              ./ i\            /i ヽ



                    ____
                   /_ノ   ヽ_\    見ててもいいですけど、見て発情しても、
                  /( >)  (<)\   やる夫は一切騎士様に触れられませんから、
                /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ 自分でどうにかしてくださいお。
                |     |r┬-/      |
                \     ` ̄'´     /  あっ、これ、セクハラ発言でしたかお? フヒヒ、サーセン。


















                    ____
                   /_ノ ' ヽ_\    あれ? 騎士様、土下座なんてしてどうしたんですかお?
                 /(≡)   (≡)\  すいませんお、魔法使いさんとのラブラブエッチに夢中で、
                / /// (__人__) ///\ 全く気づいていませんでしたお。
                |     |r┬-|      |
                \     ` ー'´    / それで、なんで土下座しているんですお?


234 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:46:44.40 ID:ti6tmhoo [85/102]
─────────────────────────────────────



                        ・
                        ・
                        ・



─────────────────────────────────────

235 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:47:15.82 ID:ti6tmhoo [86/102]

                 / ̄ ̄ ̄ \
                //     \\
              /  ( ≡)   ( ≡) \   ふ、ふふ、最高ですお。
              | ///  (__人__) /// |    可愛い女の子二人に囲まれて、
               \__ `ー ' ___/    悠々自適な貴族生活。
               /    ヾ、 //  \ ヽフ
               ヽ_⌒)ハ //   | レつ||)  昔の貧乏貴族時代とは大違いですお。
              i⌒l ミ゚Д゚,,彡⌒)  ヽ_ノ  ̄
              |  | ヽ__"" ヽ_ノ|  |
              ヽ  ̄ ̄ ̄/ ヽ ヽ_ノ
                ̄ ̄ ̄ /  /ヽ__)



                    . … .
                   :____:
                 :/_ノ  ー、\:     しかも女の子は、美人で頭がよくて、
                :/( ●) (●)。 \:   やる夫なんかよりものすごく優秀。
              :/:::::: r(__人__) 、 :::::\:
              :|    { l/⌒ヽ    |:  人生勝ち組ってレベルじゃねーお。
              :\   /   /    /:



                   ____
                 /       \
                /   ─     ―    笑いがとまら……らっ……。
              /     ( ●)  (●)'
              |         (__人__)  |  おっ、おっ、おおっ……
              \        ` ⌒´ /
              /       ー‐  '



                -─‐──‐-、
             /             \    おっ……う……。
            / ;              ヽ.   こ、こんなことがしたかったのかお。
           l  U                l
           |      , 、     ;    |⌒´⌒`ヽ、   ちっ、違うお。全然違うお。
           !、  _ノ" "ヽ、__  ∪         \  やる夫は、こんなこと、したくなかったんだおっ。
            ヽ ((ー)  (ー) )::  /⌒゛`       l:
             /ヽ∪(_人__)∪__ ,ノ|     ,      |  でもなんで、『あいつ』?
             /   /` ⌒ ´     |.    |    ,   !  いや、『あいつ』にこんな凝ったことはできねーお。
            /   ∪    |∪`-,,,.|"   |___,ノ   |   第一、もう完全にやる夫がコントロールできてるお。
           /.   /     |    |    |     ,lー─- 、
        , --‐-ー、_/∪    l ∪   ,|    |   ,/ )    )
       く / / ァ- ,ノ _   \ノ^ノ^/⌒ヽj\   /^ー-‐'
        `ー' ー´ ̄ (_)  (_(_イ_,イ、_,ィ'´__/  ̄


236 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:47:45.79 ID:ti6tmhoo [87/102]

              / ̄ ̄ ̄ \
             /   :::::\:::/\
           /    。<一>:::::<ー>。  だっ、誰か、助けてくれお。
           |    .:::。゚~(__人__)~゚j   やる夫はやる夫を止められないお。
           \、   ゜ ` ⌒´,;/゜
           /  ⌒ヽ゚  '"'"´(;゚ 。
          / ,_ \ \/\ \
          と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.



             / ̄ ̄ ̄ \
            /   :::::\:::/\
          /    。<一>:::::<ー>。  なんで止められないのかすらも、わからないんだお。
          |    .:::。゚~(__人__)~゚j
          \、   ゜i⌒i.⌒´,;/゜  『あいつ』じゃないお!
          /  ⌒ヽ.ノ ノ'"´(;゚ 。   『あいつ』以外の何者かが、やる夫を動かしているんだお。
         / ,_ \ l||l 从\ \
         と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.
               ベシベシベシ



             __,‐⌒ヽ、
             /   '─ \
            ノ ノ-、 (○) \   『魔女』はやる夫に何をしたんだお。
            | 。(○)  、゚ ヽ, ヽ
            ヽ  ヽ__,,,トー'i   )  本当に、『あいつ』と合体させただけなのかお。
            ノ    ` ⌒''  ノ
            (           }  やる夫自身の理性が時々焼き切れるのはなんでなんだお。
            ヽ         /
             ヽ     /
           ./ー-.l`‐-‐< ̄``ヽ
          (   ⌒⌒ ̄ ̄`r:ュ〈
           ´`´ー-、_,. -‐'´/l .ト''ヽ


237 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:48:12.30 ID:ti6tmhoo [88/102]

                 ____
               /     \
              /  _ノ   ヽ、\    あっ、あああっ。
            /   (○)  (O)  \   また、騎士様に酷いことをしちゃうお。
            |       ||  (__人__)  ..|
            \    ノi   !  |.  /
             /    し'   `⌒´ .ノ
             |       ./ ./


                / ̄ ̄ ̄\
             γ⌒)      (⌒ヽ   この前は裸で街を歩かせたんだお。
            / _ノ ノ    \  \ `、  その前は元婚約者におしっこひっかけさせたんだお。
           (  < (○)  (○)   |  )
            \ ヽ (__人__)   / /


                 ____
               /   ∪  \
             γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ   理性のあるときに、魔法使いさんに頼んで、
            / _ノ (>)三(<) \ `、  本人と関係者に忘却の魔法をかけさせたからいいものの、
           (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  ) 騎士様の精神はもう限界だお。
            \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://


              メ ,, -──- 、._\
             メ/ u    ゚ 。 \\
           / /    ノ  ヽ、   \\  騎士様が完全に堕ちてしまったらもうどうしようもなくなるお。
            ! |  o゚((●)) ((●))゚o  |
           \\    (__人__)   /く<  だ、誰か、誰か助けてくれおっ!
            ノ メ/   ` ⌒´   ヽヽヾ


238 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:48:38.71 ID:ti6tmhoo [89/102]

                    / ̄ ̄ ̄\  カチリ
                   / ─    ─ \
                 /  <○>  <○>  \   ■■■■。
                 |    (__人__)    |    ■■■■■■!
                 \     `⌒J´   /
                 /              \


                     ___
                    /⌒  ⌒\
                  /<○>   <○>\   抵抗したって意味がないのにご苦労なことだお。
                 /   (__人__)   \
                 |     |r┬-|     |
                 \    `ー'J    /
                 /              \


                     ____
                    /⌒  ⌒\
                  /-=・=- -=・=-\   さてさて、犬小屋に繋いでおいた騎士様を見に行くお。
                 /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  犬とセックスしてたらお仕置きだお。
                 |     トェェェイ     |  我慢できてたら、ご褒美をあげるお。
                 \    ヽニニソ    /


                     ____
                    /⌒  ⌒\
                  / <・>  <・> \   ご褒美は騎士様の部屋で人の姿でセックスだお。
                 /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  ずっと邪魔していたあの女も、人間の姿で優しくセックスしたら、
                 |     トェェェイ     |  今までの抵抗が嘘みたいに堕ちたんだお。
                 \    ヽニニソ    /


239 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:49:09.34 ID:ti6tmhoo [90/102]
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                        ・
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  ―― こ、殺すおっ! 今ならやる夫を殺せるおっ!
        頼む、頼むお! もうこれ以上やる夫は酷いことをしたくないんだおっ!

      お願いだお! やる夫を殺してくれお、二人ともっ!!!



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                        ・
                        ・
                        ・



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240 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:49:35.38 ID:ti6tmhoo [91/102]

     |iヾ{iノ ´ ̄ `  l     / /  〃!|  ! 、ヽ
     {'〈iノ       l   /,/  // ! ||l   i l
     ヾYノ`ヽ、    |   /,イ  // / ,l || l|
      ,(Y)\ `' ‐ 、,|  /'〃 ,ィ,イ /!/| ,リ ,|  ! }
     /::::Y、ヽ \,.- 、!   /ィフ_7ヲ7ソメ〃ノリ /!/
     |:::::::|:ト、\ / '´)|  || {´ ./;7シツイノリノ ′
     |:::::::|::|:lヽ. ゝ、(l  ||  ヽ,{;ツ ´ イ |´
     L;__」‐┘,>ソゝ‐| |  ||         ヽ|
     |:::::|:::|'´/   l |  ||  、 _,  r'´|
     |:::::|:/ー' 、    |l  i||     ,イ   |  そういえば、今日はやる夫がこの街に来て、
     L;/   `ヽ、.|l  |! |ヽ、 _/ | !  |  ちょうど一年が経った日ですね。
     ,ノ-‐ 、      i! |'l |     l!|  ,リ
     /     \   'ヽ|ゞ|}`ヽ、___ リ| ,〃           fYr     , ‐'ュ
    ./,.. - '' ´ ̄`ヽ、  /!::::〉、  〉 `}/,           yー'〉'´ヾr '´,.ィ',イ
   //        ヾ;、/|:::Yi:ヾ∨    l          //  '´ / ,/f
  ./ l           V::|:::::|l:i::::ヽ.     l           イ ´     ' / ノ
  / |      - 、   'l::|::::::|!i::i::::ヽ   l           |        ' /
  {  |        `ヽ i;!::::::|| !:i::::::)丶、/        _,..j      ,イ
 | |          `i::::::l:| ゞ:イ   `       rヾゝ      /



        ___
       /      \
      /ノ  \   u. \
    / (●)  (●)    \
    |   (__人__)    u.   |  そ、そうだったかお?
    \ u.` ⌒´       /  あんまり覚えてないお。
    ノ            \
  /´               ヽ



.      ∧                __ __
    /  \_ ,.ィ'"´ ̄`l´ヾ¨`ヽ-、 /   /
.    {  ヽ.//.// l l rv、.| l i 、ヾ   /
.   人  /: i:. !l:. l:,!:|`´}:.j_!:l:l:|.:l:!.:∨'∧
   l: /\!:: lーl匕「ハ{ ノノノフ廾1:!.:::}く:i.::',
   |/  人::.イ三三`    '三三ミイ}、ノ、\j  ん、もう、どうしてこんな大切な日を忘れちゃうのかしらねー。
   |\  ,{Υ            リ }、 ヽノ|  私が運命の人と出会った記念日なのに。
   |:. l:Υハ.と⊃┌──―┐⊂つ'i: Υl :|
   |:. |: i::| l::ト、  ヽ.___.ノ ,.イ!:! !:: j.:j:!:|
   |:: {: i::| l::l.:介ァ-,、.._ ,..ィ介jリ:i::l:...l::l:l |
   ヽ:.ヾ :! !:{::j:j;/´入_八_ノ厂∨::j::l. :{ :{ハl
    }:: } :l_レ'´  ̄>个个く ̄``ヾ、:. ):)::)
   //_/\   〈  ,.辷j、 〉  /∨/,.イ
  (::.(: (/  j    ∨:l|O|l∨   {   ∨i::|


241 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:50:07.00 ID:ti6tmhoo [92/102]

          _ ̄\
        _/  \、)
       /   `  `ヽ、
      ノ  /!      ̄ ̄ /
     / レ/、 レハハレ   、  /
     / /━  -‐ ∩   〉 ゞ  あっ、り、リン。
    (! /{    ━ L」   /Yソ   そのフレーズは私が使おうとしていたのに、ずるいです。
    レ\ヽ. 「」 u | |/)xソ
       `i/ー‐/ |  !「 i 〉
       くノ L〉     〉L!~
        L__,. -‐'ヽ、
         {       7
         !       /二つ
        L___ /
            i |
          し'



     , - 、   _ _ _   ,. - 、
    /::::《_, '´::::::::::::::::`ヾ_》::::ヽ
    l:::::::/:::::i:::::i^'^i:::::i::::',:::::::::}
    l:::::::|,.ヘAヘ}- -{ヘAヘ}:::::::::l
    l:::::::〔i ≡≡ ≡≡ !〕:::::::l  はいはい、そんなことより、本題に入らないと。
    j::::::::::l        j::l〉:::::j
    {::::{{::`::ー.,- - 、‐.':::i::::l:::{.
    }::::} l:::::::r'  †  ヽノ)::::ト、:::Y
   {;;ノ l;;((::{ fi   i |  ̄  !::::〕
        タ/ソヽ/じ、   (::::ら
        く/_/_l!_l_ゝゞ'   `¨



     /    /               し'     Vハ
.        /  /                   }iメ}
       / /    /   /          ヽ   Vハ!  あ、ああ、そうでした。
        レ'|     /  / / ヽ \  __ \   _i   }メト.  このめでたい日を祝して、やる夫にはプレゼントがあるんです。
        |     i  /! /   \ ヽ  >-< ヽ  /K 〉
        |     /__/_|/ __ ij  \j´r== = .、` V il |
        i   /i / r=== 、     `====''    |  l |
        ',.  / レ1  `==='         """  |  i |
          V   |i|  """       _      /!  l.|
    /        |i{     r-- -‐‐ ' \  /lル|  ハ!
   /         |iト‐┬‐‐‐ヘ    ___ _X__ メ、| / リ
    ̄ ̄ /        |l|  l|      ̄ ̄lH>ー'.ノ \_〉'
     /        从ノル'       (ノ|  ̄     〉
     ー‐‐┐               |____ _.メJ
          |  /             し'


242 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:51:16.67 ID:ti6tmhoo [93/102]

         ____
    .   /     \
      /  u   ノ  \
    /      u (●)  \  ほ、本当かお。
    |         (__人__)|  それで、プレゼントって何なんだお?
    \    u   .` ⌒/
    ノ           \
  /´               ヽ



            r‐‐ 、   .  -‐‐ - 、        /.7 ,. 、
            ヽ  > ´    ` 「 ̄.`Y ⌒ヽ  ̄ </
             >////^ヘ ヽ 乂.___〈     i   {二二}
            く_ 从il.|  l_!_! ハ<  i.   |
       /´〉    く__/kハ!  レレr==レく_ノ     .i  ふふふ、そう焦らないの。
     /⌒ /    / / |___,    b:::ハ彡-、   !  もうそろそろ届くはずだから !
.    〈 ∩. }   / / c'っ r‐‐ャ  cっ そ/   | 、
    弋{  ノ  /. /   \ 、__ノ   ィ^-ァ    ノハ
     r==='ヘ // /   _ __ _ >r‐‐_r-7'´__  _/   \
     |    i ( (__,. -' r‐‐'‐/7ー/ / / `ヽ      ヽ、
     i    ー ァ    に二ィ7二.ゝ.ヽ/    ヽ      !
.     \    /     i/ / /i  |r-' ノ     ヽ    ノ
       \__ __ ,. ァ'´/ / o .|  |レ'´ ト、     ヽ   (
          r' .ノ / / o !  i    /ヽ.__ _   l  ト



      /`, '" ̄ ̄`゙ ヽ__
     </ ./  i    ヽ ヽ
    <'/  l  /l ,l l、 ヽ、ヽ
   </l  -l-/__l/ { / _ヽ_l_l,-li
    /'l  l' ○  l/ ○,l i/,l
    >,l ⊂⊃      ⊂⊃l
   / /,トl l l         / l  ……もうすぐそこまで来ているようですね。
  ヽ,_/ヽl`lヽ 、  ' _ -‐'l l  やる夫、私とリンは準備をしてきますので、
    `゙' ヽl_/"i`゙‐┐-〈`゙゛l/  少し待っていてください。
       l;;;;〈_;;;;;;//-,二、
       ヽ__;;;;;l_l / /`/{`゙h,
        /`‐├>-_/__//ヽ/ミ
      /`‐、_-‐';;;;,-――//_'-'
     /,    /;;;;;;;;;;;;l‐'"`゙- 、 ヽ,
   / `ヽ,/'l;;;;;;;;;;;;;;l      〉〈
   〉-、__/;;;;;l;;;;;;;;;;;;;;l      /._/
   /-,-、‐-、lミ___l    /-‐'ヽ
     /`゙゛ヽ-i、-‐,-l   /'`゙゛l
     ` ̄ ̄"    ヽ_ノ ̄`'"


243 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:51:43.98 ID:ti6tmhoo [94/102]


     , - 、   _ _ _   ,. - 、
    /::::《_, '´::::::::::::::::`ヾ_》::::ヽ
    l:::::::/:::::i:::::i^'^i:::::i::::',:::::::::}
    l:::::::|,.ヘAヘ}- -{ヘAヘ}:::::::::l  そうそう、とっておきなんだから、
    l:::::::〔i ≡≡ ≡≡ !〕:::::::l  覗いちゃダメよ。
    j::::::::::l        j::l〉:::::j
    {::::{{::`::ー.,- - 、‐.':::i::::l:::{.
    }::::} l:::::::r'  †  ヽノ)::::ト、:::Y
   {;;ノ l;;((::{ fi   i |  ̄  !::::〕
        タ/ソヽ/じ、   (::::ら
        く/_/_l!_l_ゝゞ'   `¨
         |::::l Y:::|
         ヒ:::!  ヒ::!



_____________,
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
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. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
. . . . . | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||  パタン
| ̄| ̄| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
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|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 0 ||
|  |  | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`


244 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:52:10.02 ID:ti6tmhoo [95/102]

                          ____
                        /      \
                       / ─    ─ \
                     /   (●)  (●)  \
                     |      (__人__)     |
                      \    ` ⌒´    ,/
                     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
                     /      ,⊆ニ_ヽ、  |
                    /    / r─--⊃、  |
                    | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様を手込めにしてからの狂乱は、一ヶ月もすると嘘のようになくなったお。
  やる夫がやる夫ではないような感覚も、今ではほとんど無くなったお。

└─────────────────────────────────┘


                        _____     ━┓
                      / ―   \    ┏┛
                     /ノ  ( ●)   \  ・
                   . | ( ●)   ⌒)   |
                   . |   (__ノ ̄    /
                   . |         /
                     \_      _ノ\
                       /´         |
                   .     |  /       |

┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんが言うには、「私の作戦勝ちよ」らしいお。
  何がどう問題解決したかは、聞いても答えてくれなかったお。
  多分、やる夫に対して気遣いをして、答えてくれないんだと思うお。

  やる夫自身は何も覚えていないんだお。
  何かがあったような気がするんだけど、全く思い出せないんだお。

└─────────────────────────────────┘


245 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:52:37.07 ID:ti6tmhoo [96/102]



  ――セイバー先輩の言っていた用ってなんなんですかねー。



                  ――多分、姉さんのことだと思います。
                     また何か姉さんが魔法の実験で騒動を起こしたのかも……。



  ――それだったら、呼び出すときに教えてくれるはずだと思うけど……。



┌─────────────────────────────────┐

  ……。
  森の中を歩いてくる人の声が聞こえるお。
  しかも、その声は、どこか聞いたことがあるお。

  でも家のそばに近寄ると、突然聞こえなくなったお。
  その代わりに、騎士様と魔法使いさんが何かを話している声が聞こえたお。

└─────────────────────────────────┘


246 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:53:15.86 ID:ti6tmhoo [97/102]

                         ___
                        /      \
                       /ノ  \   u. \
                     / (●)  (●)    \
                     |   (__人__)    u.   |
                     \ u.` ⌒´       /
                     ノ            \

┌─────────────────────────────────┐

  理性が溶けて、別のやる夫が現れることはなくなったお。
  でも、それで『問題解決』したとはやる夫には到底思えないお。

└─────────────────────────────────┘


                        | ; // |  ‐!‐-i L_|  |! | | |  !
                        | i  rk|   |Vルハi i`| || i | i リ
                        i  | 〈 6i|   |ヽ.._ リリ レ7レル'´
                        |  i |ヽ」|i  |     ._/´゙|
                        !  | i | |i  |     j.イi  i
                       i  |  ', | リi  | `ーイk_L_!i i
                       ハ  ヽ、ヽ i| iー'´/〉//,ヘ!
                      i / ̄ ̄ヽ、ヽiリ-‐' | i    rj 〉
                      |/      ヽ ヽ ヽ',!    / /
                      i!       i |  `|   .イ〈
                      |           Y!   i!    | ',
                      !  ヽ.     ヽ 、 i   !  ',
                      |    ヽ.     ヽ~ri|   |   ',
                       !    ∧     ヽ ': !    i   ':,
                       ヽ.  /: : ヽ     ヽ |    i    ',
                        i/: : : : : :.ヽ     ヽ!    i   ヽ
                        ヽ: : : : : :.:..ヽ     ;    |    ヽ.
                         ヽ: : : :..:: : :ヽ    ;.    |     }
                          ヽ..: . : . :.: .:ヽ        !!    |
                           `ヽ..:: ...:.: .: .:\     iヽ._ ノ
                            /.: .: ..::: .: . :. :.`ヽ._.ノ!

┌─────────────────────────────────┐

  やる夫があのときやってしまった行為の傷痕を消すことはできないんだお。
  騎士様は、犬はすぐに叩き殺してしまったけど、
  犬小屋は自分の寝室へ持ち込み、時折うっとりした目で見つめているんだお。

  やる夫が寝室へ行くときは、全裸でその犬小屋に入っていて、
  顔を見せると、「私はやる夫への貞操を守ったんです」と飛びついてくるお。

└─────────────────────────────────┘


247 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:55:41.12 ID:ti6tmhoo [98/102]

                 /   >'":::::::::!ミ,,ハヽ::~!'''''' ̄!ヽ:::::ヽ:::!
               ∠___/:::::::/::!:::!    ヽ:!:::!::::!:::!:::!::ヽ::!:::!ヽ
                  ///::::::::!:::!:::!:!    !-‐!''!'''''!/:!::!ヽ:!:::! ヽ
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┌─────────────────────────────────┐

  魔法使いさんは、やる夫と長時間会っていないと、
  時折癇癪を起こすんだお。

  やる夫がそばでそっと抱きしめてやるまで、
  滅茶苦茶に暴れ続けて落ち着かない夜が何夜も続いたこともあるお。

└─────────────────────────────────┘


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┌─────────────────────────────────┐

  二人とも、そういうときにやる夫がそばに行くと、こう言うんだお。
  「ありがとう」って。

  やる夫のせいなんだお。 なんでお礼を言われるんだお。

└─────────────────────────────────┘


248 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:56:08.40 ID:ti6tmhoo [99/102]




  ──やる夫は喜んでくれるでしょうか?




                  ──もちろん、喜んでくれるはずよ。
                               二人とも美少女だしね。




  ──確かに、あの子に稽古をつけているとき、
             やる夫はこっそり目で追っていましたからね。




                 ──私は肉親を差し出すんだから、
                               これ以上ない贈り物でしょ?




.

249 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:56:35.24 ID:ti6tmhoo [100/102]




  ――さあ、やる夫、準備は整いましたよ。
                  地下室へ来てください。




┌─────────────────────────────────┐

  そ、そうかお。
  い、いやー、プレゼントって一体何かお?

└─────────────────────────────────┘




                   ――ふふ、それは見てのお楽しみってやつね。




.

250 名前:やる夫と触手のある生活 ◆ABNo3kmDKo[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:57:26.35 ID:ti6tmhoo [101/102]

┌─────────────────────────────────┐

  騎士様と魔法使いさんの恐怖をあおり立てる言葉と、

   鉄の鎖が冷たくこすれ合う音と、

└─────────────────────────────────┘


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┌─────────────────────────────────┐

  耳を叩く、恐慌に彩られた悲鳴と、

   水音を伴うアンモニアの臭いを嗅ぎながら、

     やる夫はそっと目を閉じて、何故こんなことになってしまったのかを、


  また最初から思い出すことにしたお。

└─────────────────────────────────┘

 ~ やる夫と触手のある生活 終わり~


251 名前: ◆RLvkJbHwgY[saga] 投稿日:2010/10/06(水) 12:58:11.28 ID:ti6tmhoo [102/102]

以上です。



252 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:58:56.64 ID:pFvz3f.o

おつ
後から来たのはサクラと誰だ?



253 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 12:59:10.34 ID:4NIh0Lgo


凛が連れてきたのは桜っぽいけどセイバーは誰だろう



254 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 13:04:16.23 ID:HPDwvYYo [2/2]

乙。シーンがほとんど無いのに素晴らしいエロさだww

時に、やる夫が暴走してるのはなにゆえ
本人が制御できてると思うだけで実際には暴走しっぱなしになってるの?



255 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 13:05:06.49 ID:aUWqWFMo



桜と…ライダーかなあ?



256 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 14:47:06.75 ID:vTFykjIo

乙ー
実際は少しずつ侵食されていってたのかなぁ?



257 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 14:55:18.88 ID:IgQLZLgo [1/2]

乙ー



258 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/06(水) 16:20:22.04 ID:IgQLZLgo [2/2]

乙!
しかし凛GJ! セイバーも知らなかったんだろうが凛が対策を立てる時間をよく稼げたもんだ
やる夫には二人を幸せにする呪いをプレゼント♪

>>251
次回作楽しみです





16 Comments

  1. Mukankei na nanashi san 2010年10月6日



    ただエロいだけじゃなくて、色々と想像出来るし、怖い話でもあるな
    …正直、セイバーが堕ちる所がかなりヤバかったw

  2. Mukankei na nanashi san 2010年10月6日



    やっべ、本番シーンのAAほぼ無いのにおっきした
    てかこれは結局どういう事なんだろうな…
    「魔女」が実験として別人格を埋め込んでおいたのか、はたまたやる夫自身の願望が人格化したのか…
    ま、その辺は想像におまかせってところかね

  3. Mukankei na nanashi san 2010年10月6日



    これはすげえおもえろい。

  4. Mukankei na nanashi san 2010年10月6日



    もうずっと長いこと感情を伴わない、道具としての触手しか
    見たこと無かったけど、いいね…いいね!

  5. Mukankei na nanashi san 2010年10月7日



    触手モノや陵辱、調教モノは正直嫌いだけどこれは面白いな
    ジャンルを越えたエロスがある

  6. Mukankei na nanashi san 2010年10月7日



    邪教云々の部分のせいか解らないけど、クトゥルフ神話を思い出したな
    もう少しで理解出来そうな辺りに、本物の狂気が転がっている感じ
    うん、それにしてもエロいぜw

  7. Mukankei na nanashi san 2010年10月7日



    直接描写が少ししかないのにこのエロさ
    すごいな、おもしろかった

  8. Mukankei na nanashi san 2010年10月8日


    PASS: 9c485a0f7e90cb64ef9162101439c609
    単純にストーリーとしても面白かったな
    読んでて山月記思い出した

    「しまいに己は自分の過去を忘れ果て、一匹の虎として狂い廻り、
     今日のように途で君と出会っても故人(とも)と認めることなく、
     君を裂き喰うて何の悔も感じないだろう。」

  9. Mukankei na nanashi san 2010年10月9日



    ちょっと邪教やってる村に行ってくる!

  10. Mukankei na nanashi san 2010年10月9日



    エロオモロイ

  11. Mukankei na nanashi san 2010年10月10日



    これで終わってるからこそってのも分かるけど
    もっと読みたくなる面白さだなぁ

    前作今作とこの作者の株が俺の中で高騰してる

  12. Mukankei na nanashi san 2010年12月8日



    これでこの後最初の邪教の村に続くんだな。
    幾年も経て、人を喰らう化け物になったやる夫が魔女に斃され、さらに次の犠牲者へと…

  13. Mukankei na nanashi san 2011年1月6日


    PASS: c43cf972abda2af5df0cb716be095ea4
    やる夫を狂わせてたのは凛のような気がする。
    セイバーが堕ちてから発作が止まってるし。
    その後は罪悪感でやる夫が壊れないように記憶を消しながら、ご奉仕を続けてるのだろうか……。
    いろいろ推理できて楽しいな。

  14. Mukankei na nanashi san 2011年7月11日


    PASS: 0f297b9bb9ce1138f2d9f17beae77351
    15475
    今更だけどむしろ逆じゃね?
    <ずっと邪魔していたあの女も、人間の姿で優しくセックスしたら、今までの抵抗が嘘みたいに堕ちたんだお。
    って言ってるし多分触手の方が俺がやる夫で向こうが化け物だ的な事でも言ったんじゃね?
    まあこいつが本物の元々の触手なのかやる夫と融合したことで出来た触手(人格)なのかあるいは
    元々のやる夫がこうだったのかわかんないけど
    じゃなきゃ親族を生贄にしないと思う

  15. Mukankei na nanashi san 2011年11月29日



    これは良いエロス
    雰囲気があるな

  16. Mukankei na nanashi san 2013年5月26日



    黄金のはちみつ酒かなんか飲まされて、ってことかと思った……邪神が住み着くところだけクトゥルーなのかなーと。

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